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■12月 9日(木)  京都:拾得 「遠藤賢司 ひとりぼっちの純音楽 2010ツアー」
【出演】遠藤賢司


毎度入念なリハーサルの影響で開場20分押しの開演10分押し。
やはり開演ギリギリまで楽屋から生ギターの音が聴こえる。

二階楽屋から降りて下手幕間から黒グレッチを抱え、エンケンさんご登場。
昨夜と同じく【史上最長寿のロックンローラー】と【チャントヤレ!】で戦闘開始。
ライブ進行のペース配分など頭に無いかのように、絶叫に次ぐ絶叫と轟音の嵐が約20分の大爆演!!
エンケンさんがドラムに移動されると、客席前列には姿勢を正し身構えて前のめりに見る観客の姿も多く見られた。
 

ハァハァと息を切らしながら、ステージ中央の椅子に座り生ギターを抱えて【歓喜の歌】
 先程の轟音とはガラリと世界を変えて、静かに力強い歌唱。
あれだけ叫んだのに、よく裏声が伸びる伸びる伸びる。
 
「よく続けて歌えたもんだ・・・」と呟きながらハーモニカ交換をするエンケンさん。ええ、本当に全くその通り、とばかりに会場拍手。
「イヤ、そんなつもりで言ったんじゃない」


「今日の僕には、1月半ほど前に見た、オジー・オズボーン魂が入ってます。
東京国際フォーラムで見た。初めて見た。レコードは前から見て持ってるんだけど、出不精なモンでなかなか見に行かないんだ。こ
れは今日行かないと、オジーも年だし死んでしまうかもしれないと思って見に行ったんだけど、とっても良かった。
出た瞬間に涙が出た。いい奴だなあコイツはって。
手拍子の仕方が揉み手なんだよね。コレは(揉み手)は世界共通なんだよね」



「こんな寒い日に~」と冬バージョンの歌詞で【ラーメンライスで乾杯】


「名古屋で、サインを入れますからと言ったのに誰もBOXを買わなかった。
それをずっと気にして、昨日ファンダンゴでそういう訳ですからサインはいれませんって言ったら、二巻とも売れた。なんだかよく分かりません」会場、笑。


ハーモニカ入りで静かに【カレーライス】


「11日は、近藤真彦のコンサートに行きます。
宣伝文句があの街この街マッチとデートというのが気に入りました。カッコイイと思います。
昔から僕はアイドルの人凄く好きで。今のアイドルはあんまり好きじゃないけど。
ロックの要素とか、言葉が明確なんだよね。」

松田聖子の赤いスイトピー、と言おうとしてチューリップのアップリケと間違えるエンケンさん(笑)
「どっちも名曲だね」


「田原俊彦も松田聖子も良い声と良い音で、あの時代の人凄く好きだな。」


「音楽は何だって良いんだよ。ジャンルなんて関係ない。ロックが偉い訳でもクラシックが偉い訳でもない。
拙くったってちゃんと演る奴がカッコイイんだよね。
アイドルの人は凄い。スポンサーとか色んな圧力もあるだろうし、ヤクザに絡まれたり色んなものを掻い潜ってちゃんと自分の声を保とうとして頑張ってる。ロックなんて目じゃないよ」


「なんかマイケル・ジャクソンが死んでから、今まで好きじゃなかった人まで皆持て囃してる。イヤだなそういうの。
マイケル・ジャクソンはマイケル・ジャクソンでキッチと工夫して、顔を白くしてまでやってる。それはそれで凄いよ。
でも俺はトシちゃんを応援するな。サッカーのカズに踊りを伝授した人だ。カッコイイよ」


「次の曲行きます」と言って【雪見酒】
前奏を弾きながら「昨日大阪でこの曲をやったら、一番前で若い男の子がずっと踊ってるの。嬉しかったな」
「最近の踊りで好きなのは『てっぱん』の踊りだな。」



「リーバイスのオークションに金文字で純音楽と書いたジーンズを出します。
コンドームの袋にも「裸の大宇宙」と書きました。ピッタリでしょ?
エイズのキャンペーンで、たまにはそういうことをするのもいいかなって。ちょっと恥ずかしいけど」


「・・え~と・・・」といつものMC用メモを見ながら「マッチのことは言ったしなあ・・・」会場、笑


真夏の猛暑日にくるりのおんぱくに参加した話。
次の日に伏見稲荷に参拝して頂上でいなりずしを食べた話。
友達を影に隠れて驚かそうとして、驚かせたのが全くの赤の他人だった話、などで会場を暖めて【またいつか会いましょう】

「またいつか会いましょう・・・」とやっとマイクで拾えるくらいの消え入りそうな囁きと口笛が印象的。
静まりきった会場に再度熱を加えた【不滅の男】


立ち上がりピアノを指差してから移動。(照明スタッフへの合図?)
鍵盤を走る指が妖精が舞い降りたように美しい【君は僕の人魚姫】


再び生ギターに持ち替えて、ローディーさんにマイク位置を変えるように指示。
ウンウンと咳払いして「煙草の煙がキツくて途中で咳が出そうになった。コンサート終わるまで我慢して。すいません」と客席にお願いするエンケンさん。

今回客席前方は禁煙、後方は喫煙席と分煙してあるが、換気が良くないのか声を出し続けるには辛い状況。
「我慢してくれたら煙草一箱おごります。俺も昔はスパスパ吸ってて、煙突って言われてた」


MCも喉を守るように小声で話していたが、次も激しく吼える【フォロパジャクエンNO.1】 【君にふにゃふにゃ】 を連続で。
 


「ハードロックを一人でやってやろうと思って。40年間やってきました。
ハーモニカはオーケストラだと思って。あとはサックスかな。
ブルースっぽく弾く時もあるけど、あんまりそればっかりやると気持ち悪いから。
どっかで吹奏楽だなあと思ってる。全部一人でやってやろうと思って。
それがどうしたの?と言われれば・・・この通りです」会場、笑。
 

【やっぱりあなたの歌じゃなきゃ】 【満足できるかな】 を連続で演奏。

【夜汽車のブルース】
ハーモニカが汽笛であり踏み切りであり、最早ハーモニカの音をしていない。
生ギターで地響きを起こしながら轟音で夜汽車が駆け抜けていくのが見える。
今回のツアー中、最大の大暴走だった!!

演奏後も勢いのままにギターを投げ置き、ステージを去る。

会場、拍手鳴り止まずエンケンさん二階楽屋から再登場して【夢よ叫べ】
長い長~いロングトーン・シャウト!!ラストの決めは3回転!!

見得を切って会場を沸かせ、ステージを去るも拍手鳴り止まずエンケンさん再々登場。


【とても言えないこんな夢】 で会場を暖かく染める。
最後に大見得を切り、大きな拍手に包まれるエンケンさん。
なんとステージを降りて客席まで降りてしまった!
「キエェエ~!!」と観客を威嚇したり猫手握手で触れ合ったりで盛り上がった。
暖かい雰囲気に包まれて、2010年ツアー無事に終了。
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遠藤賢司ファンサイト【純音楽錦模様】
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