忍者ブログ
[44] [43] [42] [41] [40] [39] [38] [37] [36] [35] [34]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

11月15日(金)  東京:Knock 北千住千住ミュージックホール 第1回 Knock「純★音楽会」
【出演】遠藤賢司 / チャーリー・ウィリアムス + 川村亘平齋(影絵) / 遠藤一郎GROUP  
 

 
 
東京都足立区千住地域を舞台に、「音」をテーマにしたまちなかアートプロジェクト
「音まち千住の縁」の企画にエンケンさんがご出演されました


「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」(通称「音まち」)は、
平成24年度の足立区制80周年記念事業をきっかけとして、
足立区にアートをもちいた新たなコミュニケーション(縁)のつながりを生み出すために、
足立区・東京都・東京文化発信プロジェクト室・東京藝術大学音楽学部
NPO法人やるネの連携のもと展開している市民参加型の
「まちなかアートプロジェクト」です。
(「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」http://aaa-senju.com/aboutより抜粋)



バースペースとライブスペースに別れた会場内。
狭いライブスペースに立ち見が出るくらい観客が入り、
学生さんのスタッフも大勢で賑やかだ。

エンケンさんは21時過ぎから多少時間を押しての遅い出番。
スタッフがセッティングに右往左往する中、
いつの間にか暗闇の中から静かにエンケンさんのご登場。
 
ステージ上で生ギターヤマハFG-180・三郎を受け取り、
エンジンをかけるように何度も ストロークでギターを鳴らして音を確認する。




●満足できるかな
ようやくエンジンがかかり、助走を付けて走り出すように演奏スタート。
勢い良くギターを掻き鳴らし、頬を大きく膨らましてハーモニカに齧り付く。
機材がテンションについてこられないのか、
途中スピーカーから音が出なくなっても演奏を止めない。
狭い会場に響く生の音の迫力が分かる。
ギーコラギーコラと響くノコギリ・ピックスクラッチが、
やけにリアルに聴こえて恐ろしい。
ラストは可愛く小首を傾げての、あの世逝き。




 ●スクリュー
FG-180・二郎に交換。
生々しい体温を感じる、湿り気を帯びたハーモニカの音色。
人を想うことはかくも狂おしいものか。
身体を苛まれる程に強まった感情が苦悩にさらされる、
恋しさのあまりひどく思い悩む迸る情念を歌う。




「今日は呼んでくれてありがとう」会場、拍手。

「なんで国立競技場のデザインがああなのでしょうか。
 だったらまだ、空気は汚いけど、鳥の巣(北京国家体育場)の方が僕は好きです。
 あのデザイン止めてほしいな。つまんないんだよね要するに。
 なんでアレになっちゃったんだろ。すごく不思議」



「遠藤賢司は歌いだした時から、象形文字で絵を描きながら歌ってきました。
皆さんの心の中に、絵柄が浮かんだら僕の嬉しいところです」



「島倉千代子さんが死にました。
 2回くらいお会いしたことがあって、僕は大好きでした。
 ハッキリ言って美空ひばりさんは上手いけど、島倉千代子さんは心で歌う。
 コブシを効かせてちゃんと歌う。
 【愛のさざなみ】とか【恋しているんだもん】とか良い歌沢山あります。
 改めて聴いてあげて下さい」




「島倉千代子さんというと思い出す人がいて、三浦環さんという
 オペラを歌ってた人なんですけど、【ある晴れた日に】という曲が大好きです。
 スタジオの隅にトイレを用意して録音して、それから1ヵ月後に亡くなった。
 音程が狂ってようがなんでも良いんだよね。
 心で、象形文字で、自分の絵柄を歌ってる人が。
 日本で足りないのは僕はそういうことだと思います」




「今日手伝ってくれる人は、芸大の人が沢山いると思いますが、
 一人くらい是非、象形文字という言葉を覚えていて下さい。
 象形文字で描いたり歌ったり、映画なら映画で、何でも良い。
 何でもして下さい。その方が良い国になります」



「僕は東京ワッショイというアルバムを出したんですけど、
 【続・東京ワッショイ】という曲がありまして
 榊原郁恵さんがハトUFOガイドになって、
 東京名所巡りをするという設定で作った曲なんですけど。
 【東京だよおっ母さん】という曲がすごく好きで、
 いちいち「東京だよおっかさん」と入れてます」




 ●続東京ワッショイ
東京名所色々の中に、さり気なくあまちゃん・・・など、
好きなものを詰め込んだオリジナル歌詞で披露。
早口で東京各地を案内してくれる.
息継ぎをほとんどしない脅威の肺活量!
聴いているこちらは楽しいけれど、歌唱は相当息苦しそう。
「おっかさ~ん!」と命がけの親孝行だ。
 
 
 
 
「僕は今もこの瞬間からたったひとつの、凹と凸、つまり男と女。
 凹と凸をずっと描いていきたいと思っています。
 皆一人一人が芸術家だし、哲学家だし音楽家だから、
 それ以上言ったら僕は余計なお世話だと思ってます。
 一人一人自分の哲学で生きてるから、皆凄いよ。僕はそう思ってます」




 ●心の奥まで抱きしめて
餓えた狼が無我夢中で獲物に齧りつくような力強さでハーモニカを爆吹き!
小さな楽器が持てる本来の音表現能力を遥かに超えてしまっている。
頭を左右に物凄い勢いでブルンブルン髪を振り乱し、
端から端まで味わい尽くさんと齧り付く。
楽器の限界以上にその能力を引き出そうとする貪欲な姿勢!




「僕のFacebookもありますんで、良かったら見て下さい。
 事務所の人が書いてくれてます。面倒だもの。僕はブログをやってます。
 墓場の猫シリーズのみいこちゃんという猫が墓場の猫村のスターなんですけど、
 僕が写真を撮って墓場の猫村記念みいこちゃん切手を作ったりとかしてます。
 ブログの上だけで、実際に売ったりはしていません」



「せっかく芸大に行ってるんだったら、象形文字でいっぱい歌ってよ。
 俺それしかいらねえよ。でないと自分で疲れてくたばるよ?自分のことやれ。
 他人なんか気にしないで自分こといっぱい描いたり歌ったりすればいいよ」



「芸大だからって特別に言うんじゃなくて、見たいのは自画像が見たいんだよね。
 ある時たまたま本を見つけて、嬉しかったな。俺は自画像が一番良いと思う。
 入試の時に描くらしいけど、でもどこの大学だって朝鏡を見て自画像を描いてる。
 ちょっと髪の毛こうしようかな、とか
 この口紅だったらあの人が気に入ってくれるかな?って
 自画像を描きながら皆生きていくんだ。そういう絵がいっぱい見たい。
 僕がやってるのはそういう自画像です」



「よく反体制とかそういうこと言う奴いるけど、大嫌いだよ。
 反体制が偉いわけでもなんでもない。
 自分のことをちゃんとやって、この場所で俺がちゃんと歌えるかってことが
 一番の反体制だよ。自分の歌がどれだけちゃんと歌えるかが反体制だよ!」


と、強めに言い放った後に、
「・・・別に怒ってるんじゃないからね・・・」会場、笑。


「いやでもちょっと怒ってたかも。テレビ見ると、なんだコイツらって。
 NHKはヒドイね。ニュース間違いすぎだよね。友達もいるんだけど・・・。
 NHKが間違うのは良くないよ!金払ってるんだもん。
 俺は金をとって歌うプロだから。間違うのは良くないよね!
 ・・・でもさっきちょっと間違った・・・ごめんなさい」
会場、笑。2番を二回歌ったらしい。言わなきゃ気が付かなかったのに(笑)


「ハーモニカをグっと吹いてるとわかんなくなっちゃって。
 でもそれは言い逃れです。
 アナウンサーやってる人は間違わないよう何でも練習して下さい。
 俺も練習します」




 ●遠い汽笛
「今から静かな曲やるから」と観客に注意し、集中して演奏。
胸が締め付けられる切なく静かな呟くような歌唱。




●夜汽車のブルース
 先程までの静けさが嘘のように、ワンストロークでガラっと空気が変わる。
ただ闇雲に適当に強く音を出しているのではなく、
津軽三味線じょんがら節のように撥で叩きつけるように弾く、
打楽器的奏法とが交じり合う新手法が捻じ込まれている。
生ギター一本から生み出された轟音の中に、
早いテンポで音数多いちゃんとしたメロディーが存在する。
「ぽっぽぉーー!!」と叫ぶエンケンさん自身の姿が、
豪速で駆け抜ける蒸気機関車と変化したように見えた。
叫び声と同時にハーモニカの音が出ている!!
 

 
 
 先程までの鬼の形相から、演奏終了後は別人のように涼しい表情に変わる。
割れんばかりの拍手を浴びて、エンケンさんご退場。
アンコールを催促する手拍子の中、懐かしいK-E-N-J-Iコールを叫ぶ男性に、
再登場したエンケンさん握手を交わす。
 ステージのライトに照らされたエンケンさんの顔の陰影。
物凄い勢いでハーモニカに齧り付いていたから、
ハーモニカフォルダーに当たっていた上唇の右端が腫れてしまい、
血が滲んで痛々しい・・・。
 

 
「ニューギニア高地人の本を読んでて、良い写真があって。
 ニューギニアの人がこう、ペニス筒を付けて玉袋は出してて、
 久々に会った男二人がその玉袋を広げて、踊りながら挨拶をするんです。
 凄い良い写真だと思って!これは芸術の根本だと思いました。
 是非家に帰って、息子さんがいたらやって下さい。絶対喜びますから」

会場大爆笑ですが、エンケンさんはあくまでも大真面目に語ってます。
「こう、近づいたり離れたり・・・」と金玉踊りを身振り手振り付きの大熱弁です。
「金玉踊り!良い象形文字だよね!」



 
●夢よ叫べ
「今日出てくれた人に盛大な拍手を!」会場、大きな拍手で応える。
会場いいる全員、一人一人の眼をしっかりと見つめて歌う。
何を専攻するにせよ、芸術の道を進もうとする芸大生達への
大きな応援歌となったことでしょう。
熱の篭ったエンケンさんの澄んだ瞳の光が美しい。
ラストの絶叫大回転もぐる~っと一回転がバッチリと決まった!



深く息を吐いて、ふん!っとギターを背負って大見得を切る。
ふんふん息を撒いて「キエエェ~ッ!!」と奇声を発しながら
のっしのっしと立ち見客を搔き分けてステージを後にする。
主催者からの挨拶で無事にイベント終了。






















































PR
遠藤賢司ファンサイト【純音楽錦模様】
このブログはサイトパーツの一部として使用しています。

忍者ブログ [PR]