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★2月20日  吉祥寺:STAR PINE'S CAFE
「純音楽の友 第10弾!~幾つになっても悪たれ小僧~」
【出演】遠藤賢司
【ゲスト】PANTA



ステージ上手にドラムセット、中央奥にグランドピアノ、
下手にPANTAさんのエレキベースとギターが設置してある。

開演時間を15分程遅れて客電が降りて【エンケンがやってくる!】が会場に流れる。
オレンジ色の惚れた!惚れた!唐草模様のシャツにボロボロのデニム姿でエンケンさんご登場!

スタッフにホワイトファルコン・白鷹天轟を手渡され、登場BGMの音量が下がりきらないのを
待たずにガガンと、いきなり1曲目から【東京ワッショイ】でスタートダッシュをかける。



続けて【ちゃんとやれ!えんけん!】
ちゃんとやれ!と自身を叱咤しエレキギターで轟音を撒き散らしながらドラムセットへ移動。
極太スティック2本鷲掴みで容赦無くガンガン叩く。
シンバルも太鼓も辛うじてバランスを取って立てているが、
強く叩かれる度に倒れそうな程大きく揺れる。
これでもかこれでもかとシンバルを叩く度に照明が変わり、雷が落ちたよう。
気が済むまで叩いて投げ捨てたスティックがくるくると円を描いて宙を舞った。


この時点ですでに体力を奪われているが、テンションを落とさずに
【為に、音よ言葉よ俺の心に突き刺され】に続く。
音と言葉と向かい合い、責任有る自己表現を全うする為に更に
【ちゃんとやれ!えんけん!】と叫ぶ。
ライブは始まったばかりだというのに、もうクライマックスのテンション。
演奏後は大きく息を切らしているエンケンさん。



「ちょっと遅れてごめんなさい。
 中央線が遅れたのもあって合わせました・・・申し訳ない」
中央線で人身事故が遭って、その影響でライブ開始までに
会場に辿り着けなかった方もおられたとか。



「純音楽の友、10回目の記念ゲストです。中村治雄こと、PANTA!」
いえーい!パンター!とファンの歓声上がるもむなしく、
なかなかPANTAさん出てこない・・・
ステージ奥の方でスタッフから何やら伝言があり、
「あ。ピアノが先でした」
セットリストの順番を間違えたエンケンさん。会場、笑。


「パンタ、ゴメンねー!きっと楽屋ですごく慌てたね。
 ちょっと雰囲気が変だなって思った。まあいいか」
冒頭からあれだけ全力でやれば、脳みそ酸欠状態になって物忘れもしましょう。
ドンマイ、エンケン。



奥のグランドピアノに移動して、繊細で可憐なピアノ演奏【美しい人】



「今度こそ間違いなく。中村治雄こと、PANTAです!盛大な拍手を!」
大きな拍手の中、PANTAさんご登場。


P「階段落ちそうになったよ、さっき」
E「やだよね。遠藤に殺されたって」
P「それでなくてもこの間名古屋で階段踏み外して骨折してるのに。5年前くらいだけど」
  

P「最近、耳鳴りが酷くて。お医者さんがあんまり大きな音でやるなと言うものだから。
 その気使いが嬉しい。アコースティックにしてくれた」
E「今まで散々出してきたじゃない(笑)」


PANTAさんが手をエンケンさんに向けてるのを見て、
何か勘違いして手を握り返そうとするエンケンさん。
P「愛を語り合ってどうするの!」
E「えっ何かくれるのかと思った。頭脳警察のピックすごく弾きやすいよっ。貰ったの使ってる」
P「ああそう。減ったらまた言って下さい」
E「減った」
会場、笑。



P「また頭脳警察でツアー回ろうかと・・・」
E「トシも来るの?」
P「トシが来ないと話にならないので・・・(笑)」
E「スイマセンねぇ。いつもご迷惑をおかけして」
P「いえいえ。あのね、エンケンが泣きついてくるんだよ。
 トシが言うこと聞いてくれないんだよって(笑)
 エンケンが泣きついてくるんだから相当だよね」
E「酒だけは飲まないでやってくれるね。俺の時は」
P「ホント?俺の時はライブ始まる前からベロンベロンだよ(笑)」
E「それはマズイねえ~」
P「マズイでしょ~?ただでさえ当たらないシンバルが益々当たらなくって(笑)
 アイツね、小学校の時脱臼したの。アイツの性格だから医者行かない。
 左手が上がらなくなって。だからイジメてやるの。バンザイしてみろって(笑)」




E「俺が死んだ時という曲があって、作った時にまず頭に浮かんだのが同じくらいの年配で、
 トシとか湯川トーベンとか、友川カズキとかPANTAとか顔が浮かんで、
 なんとか注目させたいなと思って作った曲です。もしかしたら俺も死ぬかもしれないし。
 こうやって俺の遺影を見てくれよって」
P「聴いてるだけで血管切れそうだもん」
E「時々悔しい時無い?
 なんだよつまんない曲ばっかり流れやがってよって」
P「ああ~それはもう諦観かなあ。諦めてるかなあ。悔しい時は無いなあ」
E「俺は駄目だね。諦めるとか無いな」
P「エンケンらしいな。素晴らしい!」
E「象形文字がもっと流行らないと駄目だよ」



P「素晴らしい優れた奴は、どんどんいなくなっちゃったね」
E「そうだね。俺達は長生きしようぜ!
 俺は少なくとも、歳は関係無いんだよ。若い奴に良い曲聴いてもらいたい」
P「100歳でワッショール聴きたいよね!」



E「俺の頭の中にはPANTAとか、そういう人たちの顔が浮かんで、
 勿論俺の為の曲なんだけど。好きなこといってやろうと思って作った曲です」
【俺が死んだ時】
エンケンさん生ギター三郎、PANTAさんエレキベース演奏。
1番3番をエンケンさん、2番をPANTAさんが歌唱。



E「この前ウチでカレーを食いながら練習したじゃない?
 その時弾いてくれたベースがずっと頭で鳴ってた」
P「いやー嬉しくってね。ベース弾くと子どもに還っちゃうよ」
E「初めてのときベース買ったんだよね」
P「内緒で買って親父に引っ叩かれましたけどね」
E「どんな風に引っ叩かれたの?」
P「ウチはもう平手。ソレを止めるのがおばあちゃん。おばあちゃんっ子でした。
 今はもう家庭で殴ったりはしないのかなあ?」
E「自分では殴った?」
P「一回だけ。それは反省している。俺が悪くて殴ったから」
E「ソレは反省じゃないよ(笑)」
P「その後は二人でボクシングやって、合法的に殴ったから(笑)」



E「渋谷のシアターNっていう映画館が無くなってすごいショックだった。
 そこでオジー・オズボーンの映画を観たんだけど、オジーがラリッってて、
 娘が「学校行きたくないよ~」って言ったらオジーが「学校行かなきゃダメだぁ~」って
 ラリりながら説くシーンがあって、ソレを思い出した」
P「俺はラリってないよっ!」会場、笑。
P「モブノリオの介護入門っていう本があって、
 2階でハッパ吸いながらお婆ちゃんの介護してるっていう。
 それを思い出した。素晴らしい本だ」
E「良いね」



E「日本の人は何で、この曲の方がSex Pistolsよりパンクなのになって思わないんだろ。
 僕はこの曲が好きで、これをやってくれって頼みました。
 今日で2回目なんだよね。10年ぶりくらい」
P「今から2曲やるんですけど、エンケンの努力を見て下さい。
 自分に無いモノをやらなきゃいけないっていう」
E「大変だったよ~頭ではわかってるのにコード展開が違うんだよ。
 自分の手がどうしても都合の良いとこへ行っちゃう。
 そうじゃないPANTAの都合が良いコード展開で、何度やっても出来ないんだよ!」
P「人生の縮図だね!」
E「俺はもう脳みそが駄目になったかと思った」
P「その言葉をお返ししますから。お互いに無いものをやらなくちゃいけないと課して」
E「階段から落ちないでね」
P「早く呼び出さないでね」会場、笑。



「3カウントで良い?!」「悪たれ小僧だよねっ?!」と何度もお互い確認し合って、
「間違ったらゴメンね」というエンケンさんに対し、
PANTAさんは「良いんだよ間違ってもッ!」とアコースティックギターを
どーんとかまえてようやく【悪たれ小僧】を演奏。
今回だけのオリジナルの歌詞も有り。

E「ごめんね。やっぱり間違えちゃった」
P「細かいことは良いんだよッ!グルーヴですよグルーヴッ!」



E「PANTAは絶対認めないんだけど、高校生の時に会った事があって。
 俺はしっかり覚えてる!」
P「え~?人間違いだと思うけど」
E「タートルネックを着て、すごく可愛い高校生だった」
P「それは当たりかもしれない」
E「美少年だよね頭脳警察は。特にあのベッドの中のシーンは」
P「頭脳警察の6枚目のアルバムで、写真に色を付けてあるジャケットなんですけども、
 実はベッドの中でトシと二人で、スッポンポンでいるワケです。
 あの写真を撮った部屋は、写真を撮った大久保ひさ子の部屋なんです(客席に解説)」
E「チャー坊の奥さん!」
P「あのベッドは大久保ひさ子とチャー坊の愛の巣なワケ。
 そこに俺とトシが裸でもぐりこんでるの。人としてどうなのかな?!
 昔なんとかいうアイドルがいたけども、その彼女のうちに下宿してたの大久保ひさ子が。
 その部屋で撮ったの。
 俺がチャー坊の気持ちになったら、絶対そのベッドの中には入りたくないッ!!」
E「トシとパンタって本当にお調子者だよね。そこは可愛いよ。面白いなあって」



P「頭脳警察をまだ始めた頃、フランク・ザッパとか好きで。
 ニューヨークにビートニクスっていう集団がいて、
 詩人たちがいっぱい集まったヒッピーの前身みたいなグループだったんだけど。
 アレンギンズ・バーグという詩人がいて彼のエッセイの中で、
 「男と女が手をつないで歩くのは普通だけど、男と男、女と女が手をつないでどこが悪い?」
 っていう。確かにそうだ。
 女同士は手をつないで歩くことはあるけれど、男はあまり手をつながない。
 変革だという前に、二人で性の壁を乗り越えようって一生懸命考えて、
 二人で手をつないで歌舞伎町を歩いた(笑)」
E「ジャケット作る前に?」
P「ジャケット作る前。頭脳警察作ってすぐのこと。
 後で調べたらアレンギンズ・バーグはゲイバーのこと言ってたんだなと。
 何も知らなくって。真面目に考えちゃって馬鹿馬鹿しかったよもう」

E「昔分厚いアレンギンズ・バーグの詩集持って得意気に歩いてる奴いたじゃない。
 嫌いだった」
P「実践してこそ、ね」
E「実践しなくて良いと思うけど(笑)アレンギンズ・バーグごときに感化されたくないな」
P「イヤそりゃ先輩だからね?当時の1~3歳の違いはデカイなあ~」
E「パンタはそういうとこ軽いから(笑)」
P「一生懸命考えたんですヨ(笑)今は考え方変わりましたから。
 歌舞伎町で良かった。2丁目じゃなくて」



E「コマ劇場の前になんとか会館ってあって、
 そこにジュークボックスが置いてあってすごく良い音だった。
 ビートルズの抱きしめたいを聴いてカッコイイなあって。
 ラジオでは聴いてたんだけど、ジュークボックスは良かった。
 それからビートルズは自分で買ってない。ジュークボックスの音に負けちゃうんだよね」
P「今でもゴールデン街に置いてるとこ一軒あるよ。100円でかかるの」




E「次の曲はこれは僕がすごく好きな歌で無理にお願いして。
 これを聴いたら原宿のセントラルアパートだっけ?そこで撮ったんだよね」
P「あそこの屋上で寒風吹き荒れる中でなかなかシャッターを押してくれなくて腹が立って。
 そこを狙ってシャッター押すんだよ。カメラマンって意地悪だな~!」
E「トシはいなかったの?手をつないでくれる人は」
P「ソロだったから。手をつないでくれる人はもういい(笑)」



P「間違えようと自由にしてくれていいからね」
E「パンタも相当自由にしてくれたもんね」
P「自由に生きてますから(笑)」
【屋根の上の猫】
1番はPANTA 2番はエンケンさんが歌唱。



演奏終了後、エンケンさん去り際に、
P「素晴らしい!是非ともカバーでやってもらいたいね」
E「やりたいやりたい」
P「エンケンはカレーと猫だからね」


「じゃあ任せたよー」とエンケンさんご退場。
ここからはステージに残ったPANTAさんのソロ。


P「エンケン久しぶりに見ると、本当元気です。
 年を経てくるとね、それなりに音楽性も変わったしてくるもんですが、
 変わらないということは果たして良いことなのか・・・」



【暗闇の人生】



P「頭脳警察としてよくやっていた曲なんですけども、
 相棒のパーカッションがいないと楽に、リラックスして歌えます(笑)
 頭脳警察の起爆剤は石塚俊明というパーッカションの男で。
 皆さん誤解してるかと思いますが、頭脳警察は過激だとか言われて
 色々事件も起こしてきました。ですがほとんどだいたい、99%はコイツです。
 俺はずーっと火消し役で。皆さんご理解頂ければ嬉しく思います」



P「頭脳警察のドキュメンタリー映画で自分が母の歴史を遡る為にですね、
 横浜の氷川丸に乗るんです。
 お袋が従軍看護婦として戦時中にシンガポールのペナン島に勤務してまして。
 そこの爆撃が激しくなりまして氷川丸に乗って日本へ帰ってくるんですけど、
 その時に潜水艦に追撃されたりして。
 大阪大空襲で大阪に入れず、東京の大空襲の時に氷川丸で帰国するんですけれども、
 白衣一枚でやって来てとっても寒かったって話は聞いてます。
 氷川丸は巨大な商船だったんですけども、 それが海軍に譲与されて病院船として
 使用されたということはあまり知られてないことかな。
 これは警鐘していかないとな。
 それでいつかは映画にしたり本にしたり何らかの形で残していきたいと思って、
 今まで結構ステージではやってきたんですけども、どのアルバムにも入れてないんです。
 いずれ何らかの形になった時にちゃんとアルバムとして発表したいなと思ってます」



【氷川丸】
「氷川丸」は映画化したいとのことで「お袋の役は渡辺美佐子さんにやってもらいたい」


「最後はエンケンっぽい曲かも」と【虫の街】



エンケンさん緑色の惚れた!惚れた!唐草模様のシャツに着替えて再登場。
グっと握手を交わしてPANTAさんと出番交代。
大きな拍手喝采の中、PANTAさんご退場。



ライブ告知とディスクユニオンから実況録音大全3が発売されること、
映画『中学生丸山』の告知。
「試写会でドキドキしながら観ました。本当に良かった。
 凹と凸、雄と雌を究極した凄い芸術映画だと思いました。
 僕は凹と凸、雄と雌を究極した宇宙の根源を辿る様な映画が好きです」


「カルロスという映画を観ました。女の裸、雄と雌を究極して、暴力と笑い。
 見事に融合した良い映画だなと思ってます」



「先程も言いましたが、日本に今必要なのは象形文字だと思ってます。
 話したり考えたりすることが今必要だと思うし、象形文字が一番重要だと思ってます」


「よくNHKで放送大学を見るんですけど、そこに出てくる教授はだいたい、
 半分くらい横文字なんだよね。
 それがすごく疲れるんだ。別に横文字でも良いんだけど、でも・・・どこの国だ?って思います。
 別に僕は、右翼でも左翼でも、皆と同じ比率です。
 例えば ユーザビリティテスト【userability test】っていう言葉が出てきて教授が言ったとする。
 分かんないよね?利用者の評価って意味なんだよね。利用者の評価って言えば良いじゃない。
 なんでそんなこと得意気に言うんだろうなって思います」


「結局は問題点をはぐらかす為にやってるとしか思えないんだよね。
 だって政治家だって一緒だもの。大事なことはごまかして最後は横文字で言うんだよね。
 この国は言語の二重構造の中でのた打ち回ってくたばっちまえって思うときもある。
 悔しいから、俺は良い国になってもらいたいんだ。日本人好きだもん。
 日本人好きじゃないってことはお袋と親父とおじいちゃんおばあちゃんを貶す事だから、
 そんな親不孝無いじゃない」




「隕石が降って来た。次は宇宙人の来襲かな。本気で思う時ある。
 次の春は来るのかな。一人になるとそう思う。
 春ってspringじゃないんだよね。springで絵なんか浮かばない。
 春と言って、夏、秋、冬と言って猫や犬が走ったり、
 子どもたちが水の中に飛び込んだり雪合戦したりspringじゃ浮かばないんだよね。
 俺がspringで浮かぶのはバッファロー・スプリングフィールドっていうバンドだけだ。
 象形文字で出発しようっていうのはそこからなんだけど。春、夏、秋、冬だよ。
 あったかいじゃない。そこが芸術の根本なんだよ。春と言った時に絵が踊るじゃない。
 それが音楽だよ」



「アメリカは酷い国だよ。放射能ばら撒く為に原子炉作って売り込んで。広島長崎福島だよ。
 それで日本の基地を使って頭ごなしに北朝鮮まで行って日本に何も言わないんだよね。
 そういう国じゃない。なのに皆ヘラヘラして悔しくないの?
 放射能の実験所じゃないんだよ日本は!本当に【銃をとれ】だよ。俺は逃げるけど」



「僕は象形文字の音楽で勝負します。それは僕の自分の使命だと思うから。
 人間が初めて歌いだした時のことを歌いたいんだ。そこから逃げちゃ駄目だと思う。
 また来て下さい。今日はありがとう」会場、拍手。



生ギター三郎で【心の奥まで抱きしめて】



「でも本当に【屋根の上の猫】とか売れたら、良い国になるのにね。
 シングル盤として出してもすごく良く出来てる。トランペットが入って哀愁があって」


「色んな人が聴ける歌ってカッコイイよね。一部の人だけじゃなくて。
 俺も一部の人になっちゃいんだろうなあ。でも色んな人に聴いて欲しい。
 おじいちゃんおばあちゃん子ども・・・誰でも良いんだ。
 楽しかったよって。音楽はお祭りだもの。その人の心を躍らせる音楽が一番だもの。
 楽しい気持ちで帰ってもらえたら一番だ。音楽はその為に生まれたんだものね。
 悲しい音楽、人が死んだ時の音楽、でも、悲しいよね、皆悲しいんだよねって皆で踊る音楽。
 嬉しいねえって皆で踊る音楽。それが一番難しいんだよね。
 PANTA も俺も一生懸命やってるから、気が付いてほしいな」



生ギター三郎で【スクリュー】
まさにエンケンさんの言う凹と凸、雄と雌を究極した宇宙の根源を辿る様な、
混沌とした闇の中で光を求め彷徨うように呻き呟くような歌唱。


大きな拍手があり、静かに「ありがとう」と呟いて、続いて激しい【満足できるかな】
ギリギリギリィ~・・・・・・と首切りピックスクラッチが恐ろしく響いた。



【史上最長寿のロックンローラー】
テンションの高い演奏・歌唱にエンケンさんの血管が切れてしまわないか心配になる。
エンケン的ロッキー・ホラー・ショーというか、ロックと怪物とエロスが混在している。
毒々しいのに煌びやか豪華絢爛。「たまやー!」と大きな花火が爆発する様が見える。



【夜汽車のブルース】
絶叫するエンケンさんの頭から湯気が出ていたような・・・。
ステージにエンケン一人だけが生ギターのみで演奏しているという現実が信じられない。
音が鋼鉄の塊と化して迫り来る大迫力!!
「ポッポー!!」と絶叫し、ギターを投げ出すように置いてエンケンさんご退場。


拍手鳴りやまず、エンケンさん再登場。
エンケンさんに呼ばれ、PANTAさんもご登場。



「ずっとやってる奴から一生懸命やってる姿を見せる事が一番大事で
 日本に必要だと思ってる。
 一生懸命やってるんだ。俺も頑張ろうかなって思ってくれたら嬉しい。
 それしか俺たちにすることは無い。しかも「時々褒めてもらって。皆からお金を頂いて。
 元気になって帰ってくれたらなによりです」
会場、拍手。



E「PANTA還暦になったっけ?」
P「還暦は3年前に・・・」
E「子どもの時は笑って見てても、大きくなった時に、ああこの人すごいな。
 ちゃんと真面目にやってたんだなって思ってくれたら嬉しいよね。
 ちゃんとやる奴が良いよね。
 お互い遺影に、PANTAよく頑張ったな~って手を合わせられたら良いよね(笑)」
P「これからすごいよ!毎日が命日だよ!」
E「俺、大丈夫かなって思う」
P「暗い話よそうよ!!」



E「PANTA髪型変えた?ソバージュかけた?」
P「ソバージュ?!(笑)生まれた時からクセ毛で、直毛に憧れて60年だよ。
 世の中右利きとストレート中心に回ってますから」
右利きが上手く聞き取れなかったエンケンさんと、
そのまま全然話が噛み合わなくなったPANTAさんのやり取りに会場は大爆笑。


E「純音楽の友の時に鈴木慶一も鈴木茂も出てくれたんだよ」
P「エンケンが網膜剥離で入院した時に、鈴木慶一と一緒にお見舞いに行って、
 絶対寝てるかなって思って行ったらナースステーションの前でライブやってんだよ!
 相手は一人の少年で。ムハマドくんっていうイラクから眼の手術で来た。面白かった」
E「ムハマドくんは、いつも悲しそうな眼をしてたんだよ。悲しい目がたまらなくなって。
 笑わせてやりたい、笑ってもらいたいなと思って。
 最後はGOGOムハマドって曲を作ってやったら大笑いしてくれて。
 後で大使館の人が来てくれて、そんなつもりじゃなかったのに。
 彼が日本に来て一番楽しかったって。嬉しかった」
P「すごいよね。イラクから来てエンケンを見ちゃうんだから!」
E「日本人は音楽家は俺しかいないと思ってるよ(笑)
 ウクレレをあげたんだよ。生涯で俺がやった一番の善行だね」
P「美しい話だね~お礼を言いに来た時の事覚えてるよ」



【幾つになっても甘かあネエ!】
エンケンさん生ギター三郎、PANTAさんエレキベースでの演奏。
「ポッポー♪」と楽しく真面目に、一生懸命頑張って歌う60代のお二方に励まされる。


盛大な拍手に見送られ、PANTAさんご退場。



「この前久しぶりに福島でやった【夢よ叫べ】を聴いて、良いなと思いました。
 でも残念だったのは豪雨だったから髪がペッシャンコになってて、
 あれが全世界にばら撒かれてるんだなと思うとちょっと悔しい気持ちになります。
 でも歌は凄いね。命が飛び散ってるね」


【夢よ叫べ】
心と心を結ぶように力強く、会場にいる全員と眼を合わせながら歌う。
絶叫大回転もグルっと大きく1回転を成功させ、
最後は本当に集中して耳を澄まさなければ聴こえないくらい小さく小さく、
ギターを愛おしく撫でるように音を出して、最後の最後まで聴衆を引きつけた。



演奏が終わると静かに深く息を吐いて、急に人が変わったように大見得を切る。
去り際にグランドピアノの前を通りかかったついでに、
指1本で可愛いメロディーをぽつんぽつんと弾いて「おわり!」
大きな拍手喝采に包まれ、客出しBGMに【俺が死んだ時】が流れライブ終了。

























































































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