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2月17日(金)  大阪・十三:ファンダンゴ
「生誕65周年!それがどうした!『ちゃんとやれ!えんけん!』CD発売記念ひとり旅」
【出演】遠藤賢司

開演時間5分押し程、観客は 早くも待ち切れずに歓声と手拍子でエンケンさんの出番を催促。
ライブが始まる前からこの盛り上がりよう!
昨日の静かな京都公演とは、同じ関西エリアでもやはり雰囲気が全然違う。
2階の楽屋から階段で降りてきたエンケンさん。その姿を見て更に大きな拍手と歓声が湧き上がる。


【為に、音よ言葉よ俺の心に突き刺され】
ローディーさんからグレッチ・ホワイトファルコンを手渡され、観客などまるでいないかのように
客席側に背中を見せ、フェンダーのアンプと向き合って完全に自分の世界に入っている。
集中したエンケンさんとアンプの会話の間には、どんなに大きな声援を掛けても届かない、
聞こえないように見える。
エンケンライブの出来の良し悪しが結果的に観客の反応に左右されないものではないということが、
ステージに立ったわずか1分以内で証明されている。



決意のこもった独白の後は【ちゃんとやれ!えんけん!】で己を激しく叱咤する。
昨夜のライブでのダメージが喉に残ってるようだったが、そんなことは関係無い!今、このステージを
ちゃんとやれ!エンケン!と、冒頭から体力を温存することなどまるで頭に無いかのように、
ワンコーラス分ひたすら怒号の嵐が吹き荒れた後、ドラムセットに移動。

バスドラと異様に高い位置に設置されたハイハットを刻みながらギターを鳴らし続ける。
更にギターを掻き鳴らしていた右手で太いドラムスティックを二本掴み、スネアやシンバルを容赦無く
叩きまくる!!激情にスティックが耐え切れず、ついに真っ二つに折れてしまった!!
「根性無しめが!」とばかりにスティックを放り投げ捨て、再度ステージ中央マイク前に移動し更なる怒号。
生声なのにディストレーションをかけたように歪んだ、壮絶な叫び声が響いた。
必要以上に「ちゃんとやる!」姿を見せ付けたエンケンさんに、大きな喝采と声援が贈られた。




息を調えながら中央の椅子に座って「寒いところ、来てくれてありがとう」と、
先程とはまるで別人のように優しい声。
ファンダンゴのステージはやや低めで、エンケンさんが座ると立ち見だと少し見下ろした目線になる。



「今日は雪も降りそうなので・・・」と優しく【雪見酒】
やっと観客との距離が縮まり、会場からの手拍子も温かい。
エンケンさんがツアーで関西にお越しになられる時は、だいたい雨か雪に見舞われる。
ライブ終了後はやはり、雪が積もったのでした・・・今年の記録的な寒波にも関わらず、京都・大阪は
なかなか雪が降らなかったというのに・・・やはりエンケンさんは天変地異男?



昨日の京都で演奏した【もうちょっとだけ頑張ってみようかな】も代わりに【雪見酒】を演奏したのは、
ファンダンゴにピアノが無かったから。残念そうなエンケンさん。
「今度機会がある時に。運んでこれたら。それかどこかピアノのあるところで演奏できたら」




【僕は涙がこぼれて落ちた】
ぽそぽそ呟くような歌唱と優しく静かなギターの音色が、冒頭でギター弾きながら
ドラム叩いて叫んでいた人と同一人物とは思えない・・・。



「大塚まさじさんのラジオ番組の録音してきました。3月放送予定です。
色んな人の曲を流しました。僕の曲も流しましたが、郷ひろみと青江三奈の曲も流しました。
だいたいそういう番組だと、皆どっかカッコつけて、僕はMC5もブルーチアーも、
レイジ・アゲイン・ストザマシーンとかもかけたかったんですけど。
でももっと大事なことが今の日本にはあると思ったの。良い曲が沢山あるから」


「言葉を大事にした、郷ひろみの【小さな体験】とか凄い歌詞で。
それはある意味で永遠の、男と女のテーマで、宇宙の根源だと昔からそう思っているから、
その曲を好きでかけてもらって。
そこでボブ・ディランやニールヤングをかけたりするのは、すごく簡単なことで。
もっともっと、自分が本当に楽しい曲を聴くことが、僕は本当に大事なんじゃないかと思います」


「郷ひろみも青江三奈も世界で誰にも負けないくらい上手い歌手です。
ボーカルだけで生活するのは大変だし、ボーカルだけでバックの音と競争してやっていくのは
物凄い努力が必要です。少なくとも僕はボーカルをやっているので分かります。
そういう耳と目で、これからはトシちゃんも聖子ちゃんもキャンディーズも、
日本の誇りだと思って聴いてくれたら嬉しいし、素直な良い国になると僕は思っています」会場、拍手




【歓喜の歌】 続けて 【カレーライス】



「今度のアルバムではエンケンバンドのトシとトーベン、エンケン&アイラブユー、
山本恭司くん率いるWILD FLAGが手伝ってくれました。
山本恭司くんが【夢よ叫べ】で物凄いリードギターを弾いてくれました。
なぜ【夢よ叫べ】をやろうと思ったかというと、何年か前に吉祥寺のスターパインズカフェというところで
二人で演奏した時に素晴らしかったから。思った通り素晴らしい音でやってくれました」



「いつもファンダンゴの楽屋に入るのを心待ちにしてることがある。
ファンダンゴの下の多分カラオケ屋だと思う、必ずカラオケの音が聞こえてくる。それが楽しみで。
この街はまだ元気にやってるんだなあと思うと嬉しいです。無いと寂しい」



「浅田真央の良い顔ってのは、のた打ち回って人には言わず、命がけの練習をして、
新聞によくストップモーションの良い顔がいつも映るんだよね。
回転する時に可愛い顔で歯を食いしばって。僕はその顔が凄く好き」



「粋な人って言うけど、粋な人になりたいんだったらすました顔じゃなくて、
そういう顔を見せてほしいなって思います。例えば勉強してるのにしてないフリはもうやめましょう。
ギリギリで戦ってのた打ち回った顔を見せるのが少ないと思う。
それが芸術の根本だと思ってます。ギリギリで生きてるから、歯を食いしばって生きているのと、
わぁいって喜んでるどっちかを見せてくれるのが、芸術の根本の意義だと」



「昔20年前くらい?レスリングの選手が「僕が選手になったのは色んな表情が出来るからです。
歯を食いしばったり色んな姿を見せられるから、僕はアマチュアだけどレスリングをやってます」って
言っていて、僕はそれが良い言葉だなって思って胸に焼き付いてます。
僕は人に感化されることはハッキリ言って無いんだけど、俺と同じだなやっぱりコレで良いんだって思った。
わざとじゃなく、歯を食いしばってる姿を見て、お客さんがそれに金を払ってくれるところもあると思う。
一生懸命やってるなって」





「ファンダンゴは何周年です?」と問いかけると、スタッフ「25周年です!」
「毎年、何周年記念ってやってるよね(笑)」


「・・・ファンダンゴに来てもう20年くらい?その時来てた人いますかねえ?」
何人か拍手で応えて、エンケンさんはすごくすごく嬉しそう。
「覚えてるよ!」とステージに声をかける観客、「ありがとう!」とやりとりが温かい。


「ファンダンゴは、関西の心のふるさとです。
いつも言いますけど、キャバレーで杉良太郎の歌が流れて、韓国バーの客引きの女の人が表に出て、
チョゴリ姿がイソギンチャクみたいにくるくる動いて綺麗なんだよね。生活は大変なんだろうけど」



どんなに苦しくたって一生懸命生きている、そんな逞しい街・十三とファンダンゴに敬愛を込めて、
【不滅の男】の口上はこうだった。


遠からん者は
音にも聞け

近くばよって
目にも見よ

我こそは
千代に八千代に

我が代の男

姓は遠藤
名は賢司

人呼んで
天下御免の純音楽家

エンケンなるぞ!

してファンダンゴ25周年! 
エンケン!1月13日をもって生誕65周年!


それがどうした!
ちゃんとやれ!エンケン!!




生ギターの太い5弦がブチ切れ、おまけにペグに引っ掛けていた白いお守りまでもが、
ブチっと千切れて飛んでいってしまうという力の入り様!大熱演に観客は大盛り上がり!


「この国は一皮剥けてんだよね。情けない政治家も沢山いる。東電は全然剥けてない。やだね」


「僕は音楽で食べてます。レコード一枚売れたら、印税がなんぼか入ってきます。少ないもんです。
終わったら必死でサイン会やります。買ってってね」
「CD買うたよぉ~!」とか飛んでくるおっちゃんの声が、お笑い要素を感じられる大阪らしい雰囲気で、
エンケンさんも嬉しそうに笑顔。



「この曲は山本恭司くんがリードギターを弾いてくれました。作ったのは勿論私です。
恭司くんは変わってて、本当は自由に弾きたかったらしくて、
『リードギターでは僕はない!』って言うんだよ。それはそれで可愛いなと思います。

でもこれを僕が作った時、メロディーが無いと出来ないから、
僕のメロディーだよってそれを弾いてもらいました。
アメリカのデュアン・エディのギターが好きで、ちょっと頭の中にあって作った」

「実は【帰ってきたけんちゃん!】ていうタイトルだった。目の手術をした時に、
ああ帰ってきたなあと思って作った曲です。
コードをちょっと変えたりしたら【エンケンがやってくる!】の方が良いなって思ったのでそうしました。
アルバムの巻頭曲です」



【エンケンがやってくる!】
CDは満園兄弟とのバンド編成での収録だったが、例えひとりぼっちでの演奏になっても、
生ギター一本でもバンドと変わらない音圧!言葉通り「ハードロックを一人でやっている」のだ。 


続けて 【俺が死んだ時】
この曲を歌い終わったら勢いで倒れて死んでしまうんじゃ?!と思う程、必死鬼の形相での絶叫!!
「俺が死んだ時、俺の凄さが分かるだろう」・・・この姿、この凄さ!エンケンさんが生きているうちに、
一人でも多くの人に知ってもらいたい!




「僕は別にフォークシンガーではありません。仕事が入れば、フォークの集会だろうとなんだろうと、
一つのステージとしてちゃんとやります。そこで食っていきます。
『ちゃんとやれ!エンケン!』っていうのは、そういう意味でもあります」


「もうやめようかなって思ったこともあるけど、それは【もうちょっと頑張ってみようかな】っていう曲で
詳しく歌ってます。3.11の後、3.14に放射能が降ってきたって。
俺はもう歌えないんだなって思った。何の為に生まれてきたんだろうって。
そしたら墓場の猫のみいこが、お気に入りのさくらんぼの木の下でお昼寝してて、
さくらんぼの花がポツポツ綺麗に咲いて。そしたらみいこのお腹が大きくて、
なんか俺はすごく悪いことしたような気がして。別に俺が孕ませたわけじゃないけど。なんかゴメンなって」


「郵便屋さんがバイクでやってきて、その音が普段だったらうるさいと思うんだろうけど、
なんかすごく良い音で。郵便屋さんがウチの赤いポストに手紙を入れる音が、紙の良い音がした。
僕は音が好きで音楽をやってるから、なんか凄くありがたかった。その音を聞かせてくれたのが。
僕は普段そんなことは絶対しないんだけど、玄関を開けてご苦労さんって言ったの。
若い男の郵便屋さんが、ああ、どうもって。どこか死の街を漂ってるみたいな感じで来たんだろうな。
ああ、いつもこういうふうに言ってほしかったんだろうな、ゴメンなって。
もうちょっと頑張ってみようかなっていう言葉がその時出て。
こんな夢はさっさと終わらせて、去年皆で行ったお花見に行きたいなって作った」


「長い曲だけど、凄く評判良くって。エンケン、ピアノも良いんだねって。
昔からやってるけど、やっと気付いてくれたのかなって嬉しかった。
僕は絶対、ドビュッシーよりもグレン・グルードよりも、僕の方が全然良いです。
何故なら僕はちゃんと日本語で弾いています。僕は大切なことだと思ってる。
『そうだよね』『ごめんね』って弾くことがこの国に一番重要なことだと思います」



「もし音楽やってる人がいたら、もうクラシックなんてやめなさい。真似なんかやめなさい。
ベートーベンもただの人間、動物だから。別に聴く分にはいいかもしれないけど凄く疲れる。
言葉が違うんだね。好きだった時期もあるんだけど、勿論さっきの【歓喜の歌】も。あれはパンクだね!
【運命】と【歓喜の歌】はパンクな曲だね。だから訴えてくる」


「日本語で作りなさい。その人が自分の胸に語りかける言葉は本当の韻なんだよね。
よく言葉の韻っていうけど、そんなのいい加減にしろ!ラジオを聴いてたらつまらないDJが、
サイモン&ガーファンクルの曲だったんだけど『この曲は韻を多く踏んでるから素晴らしい』って
なんで物を作るのにそんなのにこだわるんだ?韻なんかどうでもいいんだよ!」


「まず作る本人の中の心と、作った作品の韻だよね。それが問題なんだよね。
その韻って言葉遊びでしょ。韻なんて漢詩から来てるからね。
作品との心の韻、これで良いんだなって思った曲は涙が出るよ。良い曲は俺の中で皆そうだよ。
なんか、どこの家柄だとか学歴だとか、そんなことばっかり気にするから、こんなことになっちゃったような気がする。【明日へかける橋】はオーバーで可愛い曲だと思うけど」


「その次に大事なのが今日来てくれた皆さん。大枚を払って見に来てくれて、
本当にありがとうございます。
その人たちが『おい!俺を楽しませてくれよ』って『俺とお前は一緒なんだ!そう思わせてくれ』って
それが心の韻だよね。『来てよかった!』ってそれが韻であって。
作品を作る上で韻をいっぱい作ったって、雁字搦めだよね」


「音符なんか無くてもいいんだよ。俺は音符なんかに囚われるのは音楽家じゃないと思ってる。
勿論、弾く時にそういう人たちがいたら便利だよ。音楽で音符を広めたからって全然いらないね。
俺は小学校の時よっぽど読めたんだよ。今は全く読めない。無くて良いんだ要するに」


「好きにやれ!音楽ほど好きにやれるものは無い!何をやっても良い。
何をやってもいいからそこから出発しようよこの国は!
クラシックの人を目の敵にしてるんじゃない。そういう人たちもいなけりゃ困る部分もある。
でもベートーベンに近づいたって、モーツァルトに近づいたって・・・もっと自分に近づけ!
モーツァルトなんてただのスケベな男だよ。男も女もスケベな人間なんだから、抱きしめられたいんだよ!
だからもっと自分に近づけ!」




「この前満園兄弟がウチに来て、おでんを食って帰ってった。凄く良い奴らで。
俺がハードロックやヘビメタが好きなのは、皆真面目できちっとやってくれるから。
例えばジューダス・プリーストのヴォーカルの人だって、絶対に癌になるよね。
必死にやってるんだよ。きっと寂しがりやだから、心の韻を結びたいんだよ。世界中の人と」



「大した知識も無いくせにのたのた御託並べてる奴が大嫌い!
なんか見てる映画も本も、聴いてる音楽もつまらないし。もっと素直になればいいのに。
そういう人に限って曲でのたくるんだよね。『俺はこんなに知ってるんだよ~』って。
いらねえよ!そんなヤツがいっぱいいる!つきあいたくない!
人から見たら俺もそんな風に見える人もいるだろう。少なくても俺はそういうのはいらない」


「今日来てくれた人、皆一人一人凄いもん!皆が画家で音楽家で、哲学家だよ!」



「さっきから喉がギリギリです。ジューダス・プリーストに負けないように頑張ります」




【ブルースに哭く】 続けて 【 心の奥まで抱きしめて】


空調が効きすぎて乾燥が激しく、観客側も喉が渇いて咳き込んでる人がいたり辛い状況。
流石に叫びすぎて喉がガラガラに掠れてしまったエンケンさん。
まだまだこれからラストスパート、更に激しいナンバーがセットリストに残っているが・・・

「ここからが、生きるか死ぬかの瀬戸際です」
必死で頑張る姿を何より見たい!うおおぉ!!観客も盛り上がる!!




【ア!ウ!】続けて【君にふにゃふにゃ】



ギターを交換してからの【踊ろよベイビー】!!
この曲がこんなに激しい・・・【夜汽車のブルース】と同じくらいのテンションで演奏されたのを聴いたのは
初めてかも?!
「僕は君を愛してるよと~♪」の辺りは、射精された精子が卵子に辿り着くまでを描いているという。
3億個の精子が一斉に飛び出して他の精子と競い合って、一番優秀で、強くて、早くて、
勇気がある存在がたったひとつだけ、卵子と受精できるのだ。

それまでの道程をこの曲を通じて、精子という立場で疑似体験できた!いや、還ったというべきか。
ひとつの生命が誕生するまでには、これ程までに凄まじいエネルギーを必要とするのか!
今この瞬間生きて存在することが、どんなに素晴らしいか!人間ってこんなにも美しいんだよ!!



更にハードな【満足できるかな】と続いて、エンケンさんのギターと観客の手拍子のセッションで、
会場の盛り上がりは頂点に達した。
エンケンさん観客の手拍子に耳を傾けて、よく聴いているのが分かる。
音の波に乗っていつも以上に・・・手の平を打つ音が余程気持ち良いのか、気がつけばおそらく
10分近くは弾いて一大スペクタル巨編が完成していた。
ギギギギィ~・・・とピックスクラッチのギロチンを食らわせる。が、なかなか切り落とせず・・・
観客は息を呑んでその様を見守っている。
三回目でトドメが決まり、ようやく斬首成功!会場、弾けるように拍手喝采!



ギター交換でようやく少しは休めたか?と思いきやMCも挟まずに
【フォロパジャクエンNO.1】で喉が裂ける事を恐れないかのように、絶叫に次ぐ絶叫。

生声であるにも関わらずディストレーションを効かせたような残響の後、間髪入れずに
【夜汽車のブルース】で本編ラストを駆け抜ける。
夜の静寂を掻き乱す巨大な蒸気機関車が轟々と駆け抜ける様子が目に浮かぶ。


興奮が収まり切らず「うおおぉーッ!!」と叫びながら、体力も限界を迎えたフラフラの体で
エンケンさんご退場。
会場からは大きな拍手鳴りやまず、エンケンさん再登場。



手書きのダンボール製POPを掲げて(京都で見せた物とはまた違う別のボード)
裏に貼った新アルバムのジャケットを見せて、

「これが今度のジャケットです。『ちゃんとやれ!エンケン!』の文字は僕が書きました。
皆横文字とか、どっかの国みたいなジャケットでなんでだろう?どこの国に売りたいんだろう?って思う」



「何が復興の応援歌だよ。ちゃんとじいちゃんばあちゃんが聴いてくれるようなジャケットにしろよ。
本当に前から不思議で、何でそんなに外人にウケたいんだろ?って。
日本で戦えよ!国際化ってばっかり言いやがって!」

「コレが本当の国際化だよ!」とジャケットを掲げる。会場、拍手で応える。


「日本にこんな骨のある奴がいるんだ!って、時々そう言って俺のところに来る奴がいる。
凄いねって言ってくれる。でも俺は自慢しない。
俺は日本で勝負する!それでそいつらがこっちに来れば良いんだよ!わざわざ向こうに媚び売るなよ!
このジャケットどう?拍手してやって!」会場大きな拍手。



話してる間にスタッフがマイクの位置を変えて、スタンディングで歌える準備完了。

「いつも音響の山本くんが、マイクで生ギターの良い音が採れるように、工夫をしてくれます。
やりやすかった。ありがとう」
ちゃんとお礼を言ってスタッフへの感謝を忘れないエンケンさん。



【夢よ叫べ】
会場一人一人と目を合わせながら、言葉の一つ一つを大切に語りかけるように心を込めて歌う。
喉が枯れるまで一生懸命に歌い続けたエンケンさんと眼を合わせた瞬間、
エンケンさんが先程語られた「心の韻」というものが結ばれたような、澄んだ気持ちになった。
ラストの絶叫大回転はゆ~っくり回って大きく1回転!



演奏後に大見得を切って会場を睨むパフォーマンスを披露!この瞬間、どこのツアー会場よりも
ファンダンゴが一番盛り上がるようなイメージがある(笑)
拍手喝采に包まれて猫踊り、最後の最後に体力の限り「うおおおぉッ!!」と楽屋へ続く階段を駆け上がり、
ライブは無事に終了。名残り惜しい拍手がいつまでも響いていた。


















































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