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★3月20日(祝)  渋谷:B.Y.G遠藤賢司 弾き語り「ひとりぼっちの純音楽 ~其の20~ 弥生」
【出演】遠藤賢司

客入れBGMはピンクレディーや石野真子など懐かしい昭和の歌謡曲たち。
ステージと客席の距離がとにかく近いので、細かいこだわりがよく見える。
ステージ中央には千社札や猫のシールなどが貼られた白い折りたたみ椅子。
その横にハーモニカや眼鏡、ピックなどが入ったトレイが丸椅子の上に置いてある。
足台など全て床にガムテープでベタ貼りで固定してある。


客電が降りると客席にも緊張感が走る。
エレキギターを抱いたエンケンさんが轟音を撒き散らしながら颯爽とご登場!!
・・・という展開ではなく、なんとウクレレを爪弾きながらのご登場。


【寝図美よこれが太平洋だ】


緊張しながら待ってた客席から、良い意味で裏切られたというような笑い声が漏れる。
二階席に上がって行けるところまで客席奥まで行ってから、一階客席の奥まで生音を届ける。
一番前の席は本当に眼と鼻の先までウクレレを近づけて弾いてくれる。



手渡されたギターのチューニングを確認しながら、次の曲を演奏しようとするが・・・
「(チューニングが)全然合ってないよ!」
スタッフ大慌てでステージにギターを取りに来る。
「こんなの初めてだよ~待ってるから直してきて」
間違えたのはコイツですとばかりにローディーさんの名前を紹介して、
ちょっといじわるなエンケンさん。会場、笑。
スイマセン、と頭を下げるローディーさんに客席からは「がんばれー!」と励ましが飛んで、
空気が少し和む。



チューニングが直るまでMCで繋ぐエンケンさん。
「来てくれてありがとう」会場、拍手。


MC用に何かと資料を持ち込んでいる。古いレコードを取り出して、
「ニール・ヤングのファーストアルバムです。1976年にサインを貰いました。
曽我部恵一くんとよくメールのやり取りをしてまして、最近これをよく聴いてると言って」

「これはファーストアルバムだから、物凄くナイーヴな、
色々なニール・ヤングの想いが詰まっていて、僕もすごく好きなアルバムで。
一番好きなのは【タルサヘの最後の旅】という曲が一番好きなんだけど。
こういう感じで、たまには生ギターだけでやってみたいなと思って。
今日は生ギターと生ピアノで純!生エンケンを聴いてもらいたいなと思います」
会場からは期待の篭った拍手。



レコードのジャケットを開けて写真を指して思い出を語る。
「同じフライパン持ってるんだよね!
昔銀座のソニーでこれを売っててあっ同じだ!って買って。
すごく重たくて厚みがあって今も使ってる。
よく見たらリプトンの紅茶なんだよね。一緒にリプトンの紅茶も買ってきたりして。
やかんの形もオーソドックスで良いよね」


このジャケットの絵が大好きというエンケンさん。
「都会とビルと山の中にニール・ヤングがいるじゃない。
俺も茨城から東京に出てきて、東京で生まれようがなんだろうが、
両方持ってた方が面白いと思って。
曽我部くんも香川県で生まれて、その辺でも共通項があって」



ようやくギターを持ってきたローディーさんに「こんなの初めてだよ?」と、軽くチクリ。
スイマセン、と謝る彼を再度名指しで観客に紹介するエンケンさん。
愛ある仕返しに会場、笑いと拍手。


「こわいなぁ・・・」と呟きながらチューニングを確認して、
今度こそ生ギターで【踊ろよベイビー】
弦を掻き鳴らしながらパーカッションのように生ギターのボディーを打ち鳴らす。
一人で演奏しているのが嘘のような音の厚み。
ピックでボディーの板がガリガリに削られる音まで聴こえるのは、
近距離のライブ会場ならでは!



ピアノに移動して【今日はいい日みたい】
どこから攻撃を繰り出すか分からない武術家のようにユラァ~っと両手を鍵盤に翳して、
「ここを弾いてくれ!」と語りかけてくるのを待ってるかのようにピアノと向かい合う。
ピアノは光のように輝く音色。ハーモニカは頬を撫でる春風のように優しい。



ステージ中央に戻って生ギターで【カレーライス】
最近では比較的珍しい?ギターソロは短めのシンプルなあっさり味のカレーライス。
代表曲として長年歌いこんだ、静かに囁く歌唱の味は深い。



続けて、静かに呟くような歌唱の【ミルクティー】
「この曲は僕の別れた奥さんがいて、その人が自分で書いた物がその辺に置いてあって、
良い詩だなって思って曲を付けました。
あんまり人が書いた物に曲を乗せるのは得意じゃないんだけど」



「次の曲は、昔四畳半に住んでて、その時に付き合ってた女の子がいて、
彼女を待ちながら作った曲です。
ちょっとアバズレで面白い娘だった」

「こうやって弾いてるとニール・ヤングに負けまいとする気持ちが出てくる。
ニール・ヤングのあの曲に負けないぞ。俺は俺の曲を作るんだ、と言いながら、
ニール・ヤングをすごく意識しながらやってた」
【待ちすぎた僕はとても疲れてしまった】



交換のギターを持って来たローディーさんを待機させて、
「中学生丸山の話です。(パンフレットを客席に見せて)綺麗なデザインです。
僕は井上のおじいという役で出ています。
これは本当に良い映画ですよ。ラブシーンもあります。
パンフレットに文章も頼まれて書きました」
暗めの照明で見難いのか、丸眼鏡をかけてパンフレットの文章を朗読。


「僕は人にだけは厳しいですから。
クドカンも曽我部くんも「タランティーノを見た!見た!良い映画だよね!」って
そういう話が出来るの嬉しい。
年も離れてて、俺は別に普通だと思ってるけど、よく考えたら、幸せだなと思います」


「日本の映画も良いのが他にもあるんだよね!別に黒澤明だけじゃなくて。
例えば、警察日記とか雲の上の団五郎一座とか。森崎東の映画とかね。
そういう人たちもどんどん取り上げてほしいなあと思います。
アメリカはへなちょこだからね。何でも特撮で誤魔化せば良いと思ってる。
いい加減にしろと思う。でもまあそれで元気にやってるんだったら、許す!」
胸を張ってふんぞりするエンケンさん。



「前売り券買って下さい。
別に僕が出てるからってだけじゃなく、凹と凸、プラスとマイナス、雄と雌を追求して、
137億年前にビッグバンが起きて、飛び散った凹と凸を僕は歌いたい。
僕はそういう映画が好きなんだ。
中学生丸山は凹と凸を究極した良い映画だから、観てやって下さい。
他の事を言うのはなんか、こう、余計なお世話だな、と思います」


4月19日にオールナイトで「中学生丸山」のメイキングと、
「不滅の男~エンケン対日本武道館」と
「ヘリウッド」の上映というエンケンナイト開催のお知らせや、
ミディから楽しいベストアルバム発売予定、
遠藤賢司実況録音大全3は春発売予定が夏に延期されたことなど告知諸々。
「皆さん、財布が大変ですネ。よろしく。」



「この前久しぶりにサム・ペキンパーのワイルドバンチを観た。
男の友情はやはりいいね。良い映画だった」



タランティーノ監督作品・ジャンゴのパンフレットを広げて、
「これが新聞紙を切り取って取っておきます。後で思い出になるから。
前のグラインドハウスの時もこうやって新聞紙取ってある」

「自分が観たい映画を作ってるんだね。そこが良いよね。お説教が無いんだよね。
自分が観たい映画を撮るってそれが一番難しいからね」



「じゃあそろそろ次の曲、ずっと話してて眠られたらイヤだから」
ローディーさんからギターを受け取って「大丈夫?大丈夫?」と
何度も確認するエンケンさん。そして再度名指しでのスタッフ紹介。
ハプニングを笑いの流れに変えてしまった(笑)



眼鏡を外すのを忘れてかけたまま【満足できるかな】
顔中のシワが眉間に集まる程の形相で叫び歌うから、眼鏡が邪魔そう。
終盤のピックスクラッチでのギロチンギターはギギギッ・・・と鳴らして、
断末魔の叫びではなく、サクッと切られて眼が丸くなった生首を表現して、
逆にオチャメな表情になってしまった。(エンケンさんのブログ6枚目の写真の顔!)
「今日は早めに首を切られました」



「まあこんな時は、137億年前から、『こんな今』はずっとだ。
まあ、ちゃんと生きましょう」



眼鏡を外し生ギターを交換して【僕は涙がこぼれて落ちた】
春の日差しは暖かくなったけれどまだ肌寒い、
そんな今日みたいな日にとてもよく似合う寂しくて優しい歌。



ギターを交換して【ラーメンライスで乾杯】
「お前と俺!お前と俺の友情に!」というところで、会場にいる観客端から端まで指して
「かんぱ~~~~~いぃッ!!」と力いっぱい叫んでくれる。
演奏後に沢山の拍手と声援が贈られるのは、友情を結んだ証。



盛り上がりに勢いづいた【不滅の男】
口上も椅子に座ったままの四股踏みもバッチリ決まって、会場の反応も一際大きい。

「4月19日、オールナイトに皆来てね。人がいないと寂しいから」
さっきまで「俺は不滅の男!」と叫んでいた人が、弱気にそんなことを言う。
「始発電車に乗れるくらいの時間までやりますんで」
拍手があって「なんかちょっと安心したな」とポツリ。ギャップがかわいい。



「この前、日本の真珠湾攻撃があったね。北朝鮮ってなんかそんなイメージなんだよ。
どこにミサイル落とすつもりなんだろって。
やっぱ日本は手ごろだなって思って、恐いなって思ってます。なんかブチまけたいんだよね。
日本の立場に立つと松岡洋右って人が国際連盟脱退したような。
もう猪木さんには任せられないな。かと言って俺が行くわけじゃないけど。
根元敬に任してもしょうがないけど」



「一番心配なのがメタンハイドレートっていう世界で始めて燃える水っていう。
愛知県の渥美半島の地底の沖に、地下を掘り当てると下にメタンハイドレートっていうのが
あるらしいんだよ。それを燃やして火がが出たっていう写真を見たんだ。
地上でチロチロって。恐いよね」


「たとえばiPS細胞だって色んな問題出てくると思うけど、こんなの素直に喜べないよ。
地下にあるゲル状のメタンハイドレートを抜き出すってそれ、クッションじゃない。
南海トラフの地震を前倒ししてるみたいだ。
嬉しくもなんともないのに世界に先駆けて、みたいな。
新聞も分かってるくせに恐くて書けないのかも。
だから僕があえて言っておきます。馬鹿だよね。やらなくていいよねえ」



 【君にふにゃふにゃ】
アルバムに収録されたものよりもかなりテンポが早い、生ギター一本でのハードロック。



「結局タランティーノは優しいんだよ。
本物の血を見させてくれるから。特殊撮影じゃなくて。
でもジャンゴは特殊撮影使ってるけど、なんか許せるんだ。
初めからそこに甘えてる訳じゃない。
マカロニウエスタンのイントロが流れるんだけど、僕は凄く影響が大きいな」



「良い曲っていうのはタンゴだろうがトロイメライだろうが荒城の月だろうが、
皆「良いメロディーだなあ」って思うものは自分の中にある。自分の血なんだよね。
人間は60兆の細胞=総べる・・・神様とは言わないけど。
137億年前って見たことはないけど、そのDNAが刻まれていて、
世界中の良い音楽は良い音楽なんだ。それは分かる」



 【心の奥まで抱きしめて】
ぐんぐん・・・と、凹と凸が重なってひとつに結ばれる様を表そうと、
首を左右に激しく振って顔前に固定したハーモニカにむしゃぶりつく。
終盤には勢いに耐えきれず、生ギターの太い弦が切れてしまった。



まだ呼吸も整いきらないうちに、ギターを交換して 【ちゃんとやれ!えんけん!】
ライブも終盤を迎え、静かな曲が多かった分この曲で全ての体力気力を
使い果たすのではないかというくらいに、最初から最後まで叫ぶ!叫ぶ!


あれだけ叫んで更に休憩無しで【夜汽車のブルース】
鋼鉄の塊が轟音で駆け抜けていく様を生ギター1本で表す。信じられない重低音。
頬をパンパンに膨らませての爆吹きハーモニカは警笛。踏み切りの紅いランプも見える。
絶叫歌唱は喉から血を吐きそう。全てがMAXのフルテンションだ。
座って見ている観客のテンションも上がり、叫び出す者、声援を贈る者、反応様々。

最後に「ポッポぉーッ!!」と雄叫びで、椅子の上で仰け反った姿勢で後ろ向けに倒れ、
暫く歯を食いしばってハァハァと息切れで動けないエンケンさん。
その状態から立ち上がり、フラフラでステージを去るエンケンさんに、
会場からは熱を帯びた拍手が惜しみなく贈られた。



会場、拍手鳴り止まずそのまま手拍子に変わり、アンコール否ワッショールを催促。
エンケンさん【夢よ叫べ】を演奏しながら再登場。会場、大きな拍手。


【夢よ叫べ】
会場の観客一人一人と眼を合わせながら、心を込めて全身が震える程の渾身の力で歌う。
エンケンさんの真っ黒な瞳に星が瞬いている。綺麗だ。
ラストの絶叫大回転もぐるっとバッチリ成功!!
ふうぅ~・・・と大きく深~く息を吐いて、頷くのを待ってから、会場から大きな拍手。


ピアノに移動して【美しい女】
「最後まで聴いてくれてありがとう」と美しい旋律で優しく癒してくれるよう。

演奏後はふんっと全身に力を入れ、キエェ~!!っと大見得を切って拍手喝采を受け入れる。
最前列席の観客と向き合ってにらめっこするエンケンさん(笑)
最後までファンサービスを忘れない!
ズンズン足音を立ててエンケンさんご退場でライブは無事に終了。

















































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