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6月12日(水) 東京:新宿ロフト「『エンケンロックベスト盤 1996~2012』発売記念ライブ!」
【出演】エンケンバンド(遠藤賢司 [Vo,G] / 湯川トーベン [B] / 石塚俊明 [Dr])
【ゲスト】鈴木茂 [EG]



ステージ中央にエンケンさんの弾き語り用椅子と生ギターや備品などが設置してある。
上手側にはゲスト用のギター、奥にドラムセット。
中央より下手側奥にエンケンさんのエレキギター、下手にトーベンさん用のベース。

客入れBGMは昭和の歌謡曲やアイドルソング。
それらがなんと会場設置のスピーカーからではなく、
ステージ中央の弾き語り用椅子の上にポツンと置かれた、
小さなカセットテーププレーヤーから鳴っている。
おそらくエンケンさん個人の私物。



開演時間約10分押しほどで客電が降り、エンケンさん拍手に包まれてのご登場。
自らスイッチを押してカセットのBGMを止める。


「来てくれてありがとう」と声を掛ければ会場から拍手喝采が湧き上がる。


「ベスト盤の中から、今日は生ピアノが無いので【美しい女】という曲はやりませんが、
 それ以外全部やります。
 僕は独りでハードロックをやってきたんで、1曲ごとにモータヘッドに負けない気持ちで」





●純音楽の道
生ギター三郎での演奏。
この歌のポイントは歌い出しの「宇宙開闢来138億年」という歌詞が
上手く言えるかどうかが重要、と先週の関西ツアーで語っていたエンケンさん。
ツアー帰りから1週間、更なる練習を相当積んだのか、好調な歌い出しを決める。




●口笛ふいて
ハーモニカを間違えてセットしてしまい「ごめんなさい」と、
演奏始めて早々と止めてしまう。
ひい、ふう、みい、と用意した箱の中のハーモニカを数えて
「今日もハーモニカ10本あります。
 自慢してもしょうがないけど(苦笑)こんがらがる時もあります」
 観客は間違えた冷やかしと、その10本からどんな音色が聴けるかと期待を込めて拍手。
 のどかな楽しい曲だが、演奏する側はやはり大変。




「サッカーもワールドカップに行ける事になったので、
 記念というわけではありませんが【頑張れ日本】というブラスバンドの曲があって、
 それを生ギターでやります。問題はコード進行が物凄く難しくて・・・」
会場、笑。



「つくづく思うんだけど、皆さんのおかげでって言う人ほど、
 周りを気にし過ぎて良くないな、と思います。
 本田のように、俺が決めてやる俺が決めてやる俺が・・・って、そういう奴ほど正しいし、
 皆さんのおかげでって言わない奴に限って皆のことを凄く考えてるような気がします」




●頑張れ日本
つい得意なコード展開に走りがちなエンケンさんが、今回のツアーで最も苦戦した曲。
「正直言って3回くらい間違えました。
 コード進行が凄いんだ。自分で作ったんだけどね」

この曲も先週のツアー帰りから相当練習で歌いこんだよう。
苦手をそのまま放置せずに努力して弱点を克服せんとするばかりか、
更にアレンジの変化も見られ、作品の完成は近い。




●心の奥まで抱きしめて
ライブではすっかり定番となった曲。
激しくて早い曲だけれど、大切に歌っているから荒々しいようでも
演奏が雑にならない。


「イントロなんかを聴くと、つくづく俺はマカロニ・ウエスタンとか好きなんだな。
 皆さんも好きな音楽は、あっこれ良いなっていうのは
 初めて聴いたんじゃなくてDNAに刻み込まれてるんだよね。
 僕はそういう視点から色んな音楽をごちゃ混ぜにしてやってみようと思って」



「来年45周年になりますけども偉そうに言うんじゃなくて。楽しみです。
 レコードが出たのが1969年なので、実際はその2年前からギター弾いて歌いだしてるから、
 47周年くらいになってるのかもしれません」


「たいしたこっちゃありません。皆さんのおかげです(棒読み)」
 先程の話の内容も有り、わざとらしく言う。会場、笑。





ベスト盤のジャケットを観客に見せ、
「ベスト盤のジャケットです。ウチの庭に震災の年に秋にできたザクロンくんです。
 猥褻で、どこでも弾け飛ぶというこの姿勢が僕に勇気をくれました!」



「エンケンロックベスト盤は何度も曲を並び替えながら全部で60分ちょっととなりました。
 これを機会にワタクシも大きく飛躍したいと思いまして、
 初めてエンケンを知った人に他のアルバムも是非、
 夢よ叫べとか裸の大宇宙とか聴いてほしいなと思いましたが、
 勿論今まで聴いた人もざっと楽しく聴けるアルバムにしてますんで
 俺も毎朝必ずかけてから起きます。
 楽しい曲並びになってますんで、是非お買い上げ下さい」





「最近僕はとても美しい言葉を聞きました。
 天声人語という朝日新聞で見たんですけど。
 かつて美しいと思ったのは荒井注のthis is a pen!という、
 世界の何者をもひっくり返してしまうという力のある、ディスイズザペンが大好きで。
 戦後すぐだと思うのですが、日本の社長さんがアメリカに行ってアメリカ人の前で
 通訳を通してずっと喋ってて、最後に言わしてくれone please!って。
 通訳の人がずっと悩んでどういう意味?って聞いたら『ひとつよろしく』って」
会場、笑。



「僕は本当に感動しました。じぇじぇじぇ!と同じくらい感動しました。
 俺はこれで良いと思う。
 日本の美しい象形文字と俺はガイジンじゃないんだぜ~っていう気持ちが欲しいよね。
 この人は別にそんな意味でいったんじゃないと思うけど、
 やっぱりディスイズアペンだよね」


「新聞記事にした人はこれじゃ恥ずかしいから
 もっと英語の授業を増やそうと思ったとかだろうけど、
 俺は全然増やさなくて良いと思う。俺も外国の友達はいるけど、
 ジェスチャーで話せば何とかなるし、確かに英語話せれば良いよな~って時はある。
 でもそれは個人で勉強すれば良いだけで、取り立てて俺にとっては必要ないから」



一生懸命語っている間、いつの間にかステージ上にトーベンさん登場。
やっと気付いて驚くエンケンさん。
セッティングの間にライブ告知など。




「俺は誰にもああしろこうしろとか、言われたこともないし言われたくもないし。
 ただ自分が聴きたい音楽だけをずっと作ってきたから。
 ベスト盤に入らない曲でも全部好きです。全部自信があります」会場、拍手。



「映画の中で、河原で女の子を横に並んで歌う場面があります。
 去年の春の芽吹き時に宮藤監督がウチに来て、歌ってくれって言われて
 何の曲?って聞いたらド・素人はスッコンデロォ!だって言うから
 珍しいなあと思って、良いよ。
 やりがいがあるなって思って話してるうちに映画に出てくれって。
 何の役?って聞いたらボケ老人の役だって。
 ああ良いなあと思って喜んで引き受けました」



とっくにセッティングを終えたトーベンさん、黙って待機中。
せっかく語りにノってきたエンケンさん、勢いで「もう少し喋って良い?」と、
トーベンさんに確認。トーベンさんどうぞ、と頷く。



「知り合いにアラスカに住んでる人がいて、コンサートやらないかって。
 エンケン対日本武道館の2作目はエンケン対アラスカだ!と思って。
 頭の中で考えて、いきなりド・素人はスッコンデロォ!から始まって
 現地の人がわーって叫んでイントロが始まって。
 最後は俺は麝香牛が好きで。バイソンみたいで綺麗で可愛いんだよね。
 熊殺しウイリーみたいな、向こうから麝香牛が走ってきて、
 俺もギター抱えてうおーって走って、そんでドサっと倒れて、
 エンケン対アラスカが終わる、というそういう映画にしたい」



エンケンさんはあくまでも真面目に語っている。だが会場は大ウケ。
散々喋って「どうも、お待たせしました」と頭を下げるエンケンさんに、
無言で「うむ。かまわんよ」みたいに頷くトーベンさん。渋い(笑)
やっと「世界一のベーシスト、湯川トーベンです!」と紹介。会場、拍手。



●おでこにキッス
トーベンさんのアコースティック・ベースにより、更に包容力が増す。
優しい語りにもジンと来る。


「138億年からなる凹と凸を極めるのが、僕は本当の創造だと思っています。
 いつまでおでこにキッスが歌えるのが、俺の勝負だと思っています。
 どんなに皺くちゃになっても、どっかで通じるかだね。俺はそれしか聴きたくないね。
 後は余計なお世話だし、お説教になるから。
 99歳になった時これを歌えるかどうか、楽しみにしてて下さい」
その時が本当に楽しみ。会場、大きな拍手。



●Who do you love!
トーベンさんも「Who do you love! 」コーラスを叫ぶ!




「ここで世界一のギタリストを紹介します。鈴木茂!」と紹介するも、
 なかなか出てこない鈴木さん。
「俺間違ってないよね?!」と慌ててカンペを確認するエンケンさん。
やっと恥ずかしそうに、鈴木茂さんご登場!


遠「昨日聞いたんだけど映画の三丁目の夕日に出てくる・・・」
鈴「映画では鈴木オートっていう名前になってるらしいけど、
  実際ウチの名前は鈴木モーターズっていう名前。
  昔、西岸良平さんがウチの実家の近所に住んでたみたいで、
  当時自動車の修理屋さんって結構目立つ仕事で気になってたみたいで」
遠「外車も直すしね」
鈴「ウチは外車はやってなかったけどね(苦笑)
  それで漫画にしたっていう話をラジオで話したらしいんです。
  それを僕の知り合いが聴いていたらしくて。
  西岸さんに直接聞いたわけではないので・・・正確ではないので・・・微妙な話だよね」
遠「なんか遠い親戚の話みたいだね(笑)」
鈴「映画は芝公園辺りみたいだから、実際は奥沢の、東京の端っこだから・・・」
遠「俺もたまたまギターの修理に行ったら鈴木モーターズってなってて、
      ここはもしかしたらって思ってメールしたら「そこ実家だ!」って」




●ラーメンライスで乾杯
トーベンさんエレキベースに持ち替える。
中央にエンケンさんが弾き語り用椅子に座ったまま、
左右のトーベンさん鈴木さんは立った姿勢での演奏。
「座ったままで申し訳無い」と共演者に気を使うエンケンさん。
エンケンさんの真摯な言葉と音に応える鈴木さんのエレキギターの音が
とても柔らかく、優しい。




「中学生円山見てくれた人いますか?」と観客に声を掛けると、沢山手が上がる。
「ありがとう。嬉しい」


「クドカンはあまちゃんも頑張ってます。あまちゃんはNHK史上最高傑作だと思います。
 音楽も素晴らしい」


「クドカン監督はこのエンケンが歌って下手な演技をしてるぐらいですから、
 恐い物無しの甘えてない、ただただ芸術の本文、宇宙開闢来138億年!
 このたった今の凹と凸を極めた一人ロミオとジュリエット
 または一人野菊の墓、または潮騒、名作映画です!
 大人面せずに、映画通面せずに見て下さい。中学生円山はあなた自身です。
 失われつつある美しい象形文字からなる真の芸術映画です。じぇじぇじぇ!」
事前に用意してきたカンペを見ながらの、エンケン熱弁!
トーベンさんはクールな眼差しでエンケンさんを見てる(笑)



次の曲の準備に入ると、急にエンケンさんに近づいて、
何かこしょこしょと耳打ちする鈴木さん。
その様子がなんだか微笑ましくて可愛くって、会場からはクスクスと笑い声。
遠「練習したところを忘れないように、と教えてくれました」
仲良しなんだな~と可愛いお二人。




●やっぱりあなたの歌じゃなきゃ
何故か近年は3番の歌詞が変わっている。
鈴木さんの切ない泣きのギターが冴え渡る。





次曲は君にふにゃふにゃ・・・
「凹と凸を極めたもの凄く良いタイトルだと思っています」
さあ、演奏開始!という雰囲気の中、そろ~・・・っと気まずくステージに上がるトシさん。
あわわ。すっかりトシさんの存在を忘れてた?慌てるエンケンさん(笑)



トシさんセッティングの間にMCで繋ぐエンケンさん。
「中学生円山を見て、何故芸術映画と問う人は、
 我々は凹と凸の体内60億兆の細胞、銀河を総べる裸の大宇宙ということを
 理解していないからで、芸術という文字を履き違えているのです」


「人間は歓喜と慟哭、死にたいなどと歌う原音一致の純音楽家、芸術家なのです。
 真の芸術、裸の大宇宙=皆が芸術家、そこからが、よーいどん!
 芸術大接戦ダァッ!!」
カンペを持って大演説!
トーベンさんは何故か遠い眼をして薄~く笑って見守っている(笑)
遠「今、話聞いてた?!」
石「全然」きっぱりと。ヒドイ(笑)
遠「最近はマシですが、昔は3歩歩いたら色んな決め事を必ず忘れてました。
  最近は4歩に増えたんだよね(笑)」




「君にふにゃふにゃな人たちです。平均年齢を計算しましたら63歳です」
おおぉ~!!と会場、歓声と拍手。

「トーベンがまだ59歳、もうすぐ還暦です」エンケンさんの紹介で会場、拍手。
「今63歳の鈴木茂です!」会場、拍手!盛り上がったところでトシさんの紹介を!
「じゃあ行きましょう」ガクッ。トシさんをほったらかしにしようとするエンケンさん・・・!
「鈴木茂と同級生なんだよね。パンタと同級生、石塚俊明!」会場、拍手!

「たまには俺も紹介してよ~」と、急に甘えるエンケンさん。
トーベンさんが紹介「66歳エンケン!不滅の男!!」
会場は大盛り上がり!!




●君にふにゃふにゃ
エンケンさんはホワイトファルコン白鷹天轟に持ち替えて演奏。
ソロだと早く激しくなりがちだけど、今回のバンド編成ではミドルテンポで甘い雰囲気。
平均年齢63歳、カッコ良いオジサン達のふにゃふにゃラブソング!


「鈴木茂でした!ありがとう!」
エンケンさんと猫タッチをして、鈴木さん、同時にトーベンさんも退場。




●惚れた!惚れた!
還暦記念に出したシングルからの1曲。
エンケン対トシの一騎打ち!
トシさんの大暴れドラム相手に、エンケンさんは歌唱もギターも全てがフルスロットル!!
跳ねるような足運びと、ガニ股で深く腰を下げたフォームでギターを弾く姿も
エンケンさんの唯一無二の個性を放っている。



●嘘の数だけ命を燃やせ
トーベンさん再登場、エンケンバンドで「おぉ~とっ!!」コーラスも楽しく激しい!



全身全霊を掛けての演奏に、最早限界が近いのか、
1曲終わる毎にゲッソリと疲れが見えたエンケンさんだが、
会場からの「エンケ~ン」という女性ファンからの声援にシャキっとなる。
「麗しき女の人の声が一番です」と言えば更に「エンケ~ン」と
女性ファンから沢山の声援。
「わぁ~嬉しい。幸せ」とふにゃふにゃになってたら、
男性ファンから「ちゃんとやれ!」という声が(笑)
「ちゃんとやってるよぉ!アンタに言われる筋合い無いよっ覚えてろっ!」とぷんすか。
会場、大爆笑。
「タイミング良かったね」と笑いつつ「ちゃんとやってるよねぇ?」と拗ねた様に呟く。
ちょっと根に持ってる(笑)




●フォロパジャクエンNo.1
黒グレッチに持ち替えたエンケンさん。
ギターがブボボボボ・・・ッと大きな機体のエンジンが火を噴いた音のよう。
「ちゃんとやる!」姿を必要以上に見せ付けた!



●史上最長寿のロックンローラー
エンケン流ロッキー・ホラー・ショーの世界。まさにファントム・オブ・パラダイス。
見たことの無い怪物の慟哭のような黒グレッチの咆哮。
叫ぶように歌うエンケンさんの姿も、段々妖怪の様に変化していく・・・!
ステージ前の柵に足を掛けて、観客を煽るエンケンさん。
エンケンさんに触れようと手を伸ばす観客たち。
ファンに触れられたエンケンさんが一瞬だけ、ニコっと優しい笑顔になる。
だがすぐに険しい表情に戻り、柵に掛けた足をコンパスの様にぐるっと遠心力で移動させ、
フェンダーアンプに向き合う。



「こんなジジイがいたら良いよね。俺も段々それに近くなってきてる。
 俺は望み通りの人生送ってる気がする!」
おおーっ!と拍手を送る観客たちに向かって、
「皆さんのおかげです!ありがとうございます!」と
棒読みでわざとらしく言って、もう台無し(笑)観客は大喜び。



「私は今年のお正月、鈴木慶一とサッカーをやって見事に誕生日ゴールを決めた男です!」
トシさんとトーベンさんがジャジャーンと効果音まで付けてMCを盛り上げてくれる。
「更に、月末にはハットトリックを決めました!!」
会場、拍手。

「だからもうサッカーはやらないことにしてる。
なのに鈴木慶一から毎日のようにサッカーのお誘いメールが来ます。
物凄く忙しいハズなのにサッカーやってないと、死んじゃうみたいだね」
エンケンさんも凄いけど、鈴木慶一さんも凄い!!





● 踊ろよベイビー
ホワイトファルコン白鷹天轟に持ち替えたエンケンさん。
エンケンバンド名物、猫踊りが炸裂!!
トーベン猫がエンケン猫のアンプにおしっこをかけたきっかけから、
熾烈な縄張り争いが繰り広げられた!
必殺!エンケン猫のうんこ攻撃!(爆)死闘!猫パンチ攻撃連打!!
とばっちりでうんこを掛けられそうになったトシさん、ドンドンと太鼓で威嚇。
ビックリしてもつれ合いながら逃げる2匹!
大喧嘩から仲直り、にゃあにゃあと美しい友情が結ばれたのであった。
・・・もうなにがなんだか(笑)





●東京ワッショイ
ワッショイと叫ぶ毎に寿命が縮みそうな勢い。
実際エンケンさんの顔色が悪くなってきている。酸素不足で苦しそうな表情。
命がけでワッショイしている・・・!
エンケンが過酷な状況に追い込まれる程に、会場はヒートアップ!




●ド・素人はスッコンデロォ!  
ひたすらワッショイした後に、トシさんトーベンさん静かに退場。
エンケンさんだけが独りステージに残り、
後ろのアンプと向き合ってブウウゥゥン・・・とハウリングさせてから、
すぐに前を向いてギターを掻き鳴らしては、また素早く後ろのアンプと向き合って・・・
ぐるぐると身体全体を使って空気を掻き回すように共鳴させていく。
中学生円山で披露された、ギターとドラムを同時演奏。
トシさんが使っていた設定のままだから、いつもよりシンバルの位置が低い。
片手でドラムスティック2本を握り、和太鼓のリズムで太鼓を強く重く叩く。
気が済むまで叩いたらスティックを放り投げてスタージ中央に戻り、
「ド・素人はスッコンデロォ!」大絶叫!!!
叫んだ後の表情は、頬がゲッソリと痩せこけて顔面蒼白になってる。


「由緒正しきド・素人!湯川トーベン!」と叫んで、
崩れ落ちそうになりながらヨロヨロと退場するエンケンさん。

トーベンさんのベースソロ。
確かな技術がありながらも、それをひけらかすのではなく、
情景や心情を語りかけてくる血の通った演奏。
「由緒正しきド・素人!トシ!」と叫んでトーベンさん退場。

トシさんのドラムソロ。
静かな地獄の底を孤独に歩むようなシンバルが静かに響く。
力強いドラミングとの対比が恐怖を増大させる。


エンケンさんが再登場すると、静かに見入っていた会場がワッと湧いた。
「ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!」
エンケンロックベスト盤発売記念ツアー最終日、会場は本拠地の東京。
エンケンバンドメンバーが見せた本場の東京ワッショイだった。



エンケンバンドメンバー全員退場。
会場、興奮冷めやらずアンコールの催促。


拍手に押されてエンケンバンドメンバー、鈴木茂さん再登場。
「それぞれの人生を「俺は勝つ!俺は勝つ!」と思って今日までやってきたと思います。
 俺はそうです。もう一回皆に盛大な拍手を!」
会場、大きな歓声と拍手。


●俺は勝つ
エンケンさんの「せーの!」合図で演奏開始。
平均63歳の男達が背負う、それぞれの生き様が見えるような音の塊が迫ってくる。


「又一緒にやります!鈴木茂!」とエンケンさんの紹介。
拍手に包まれて鈴木さん、トシさんトーベンさんも同時に退場。



●夢よ叫べ
エンケンさん生ギターに持ち替えて、ステージ中央に独り立つ。
ローディーさん達が素早く弾き語りのセッティングを用意。
「終わったらサイン会しますから、来てね」
流石に体力の限界が近いからか、ラストの絶叫大回転は無かったものの、
ライブ終盤だというのに声がよく伸びる。
会場のいる全員と眼をしっかり合わせて、心を、魂を込めて歌った。



●夜汽車のブルース
ギター用の集音マイクがどうしても位置が定まらず、重さで下がってしまう。
エンケンさんの気迫に負けて、ネジが緩んでしまったか?!
半分生音も同然になってしまうわ途中で弦が切れてしまうわ、
アクシデント続きだが、構わず最後まで歌いきったエンケンさん!!




ギターを担いで大見得を切り会場を睨み拍手喝采を好きなだけ浴びて、
ステージを降りる寸前まで嬉しそうに観客を威嚇する。
「うひゃひゃひゃひゃひゃ~っ!!」と嗤う妖怪のようなエンケンさん。
自身の目標である史上最長寿のロックンローラー99歳まで、あとわずかに33年!
更なる大器への確かな片鱗を観客に見せつけ、レコ発ライブツアー無事に幕を降ろした。









































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