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6月19日(木)  東京・渋谷:クラブクアトロ
「デビュー45周年!ニューアルバム『恋の歌』発売記念
遠藤賢司 "第四回純音楽祭り" 弾き語り大会」
【出演】遠藤賢司
【ゲスト】鈴木慶一 / 曽我部恵一 / 湯川潮音


ライブ会場入り口前に凄く豪華な玄関花。

定刻通りの開場。
会場内は薄暗く、ステージ下手にピアノ、中央にマイクスタンド。
上手にはぽつんと、白い小パラソルが置いてある。

 開演時間少し過ぎ程にふっと客電が降り、
サササッと早足にエンケンさんご登場。
白いヒラヒラが付いたボロボロのブラウス
(フランケンシュタインが吸血鬼になったような服をイメージ)と、
ダメージデニムでゴスパンクな出で立ち。

 


●小さな日傘と大きな日傘

登場を待ち侘びた観客の拍手を打ち消すかの如く、
身体全体、己の存在そのものをピアノと同化せんとばかりに、
鍵盤をぐあんぐあんと指先から肘まで打ちつけて鳴らす。

激しさから段々と静かな演奏へと展開し、
暗闇の中から白いドレス姿の湯川潮音さんが
大きな白いパラソルを差して幽玄に登場。
暗闇の中オレンジの照明を浴び、
ゆっくりくるくると日傘を回しながら短い歌詞を綺麗な声で歌い、佇む。


 
「『小さな日傘と大きな日傘』というタイトルなんですが、
作った時は『日傘くるくる女の命』というタイトルで。
3.11の後に海岸通りを世界中の女の人が日傘をくるくる回しながら
歩いてくるという映像が頭に浮かんで作って」


「勿論お父さんの湯川トーベンの許可を取って、
彼女の家に生ピアノあると言うので遊びに行きました。
その時に、生ピアノなんて見ると弾かずにはいられないから、
そしたら彼女がとても良い曲だと褒めてくれたのでそんな綺麗な曲なら、
綺麗な声を、と思ったので潮音ちゃんに頼みました」

「湯川潮音ちゃんのステージを楽しんで下さい」とエンケンさん退場。



【ゲストコーナー】

☆湯川潮音編

「エンケンさんのライブを初めて見た時に、
エンケンさんのギターから魔法の粉が出てる!と思って
この人は魔法使いなんじゃないかってずっと思っていて。
楽屋でよくチョコレートとかもらうんですけど、
絶対毒が入ってる!って思って食べなかったです(笑)
そんな私の中の王様でもあるエンケンさんの曲をやらせて頂きます」

●裸の王様(エンケンさんをイメージして作った曲)
●その日私は



☆曽我部恵一編

「エンケンさんの音楽はいつも自分の音楽に新しい力をくれるものです。
今回のアルバムも本当に・・・
エンケンさん、またこんなところに着ちゃった、っていうか、
ファーストアルバムよりもファーストアルバムみたいな、
こんなの作れるんだなって。
大好きなアルバム作ってくれてありがとうって感じで。
今日も呼んでくださって本当に嬉しいです」

●タイトル不明
●タイトル不明
●センチメンタルな夏



☆鈴木慶一編

「エンケンデビュー45周年おめでとうございます。
エンケンと初めて出会ったのは、43年前、1970年ですね。
ジャックスファンクラブが主催したイベントだったかな。
私はアマチュアでエンケンはテレビに出てる人ですから。
楽屋でずっとギターとハーモニカ練習してるの。
ずっと120%の力でライブをやったりアルバムを作ったり、
日常も多分そうなんじゃないかと。
私なんか常に55%以内で生きているというのに(笑)」
 

「エンケンさんは同じサッカーチームで年に1・2度来るんですが、
誰よりも早く来てグラウンドに鍵がかかってても
ドリブルの練習をして、真面目なんです。
去年ですが1月の誕生日にバースデーゴールを決めたんです。
そしたら全員に抱きついてました(笑)
それだけで5分くらい経っちゃう(笑)
一緒にやってて非常に楽しい。
私からエンケンにパスが通れば、足して130歳パスになるね!」


●タイトル不明
演奏途中、「一緒に歌おう!」と観客を煽る。
スカンピン♪と歌う観客に「もっと貧困に!」と盛り上げる慶一さん。
 
 
三者三様の貴重なエピソードも聞けたりした、
弾き語り対決ゲストコーナー終了。




袖から音のみアルバム『恋の歌』に収録されている
●対決!次郎1 次郎2 次郎3が流れる。
満を持してやっとエンケンさんご登場!

ギターを鳴らして音をチェックしてから静かに、
「来てくれてありがとう」会場、拍手。


「終わったらサイン会やるから、何枚でも買っていって下さい。
今日はなるべくレコードの順番通りにやっていきます。
初めて歌う曲がほとんどなので、歌詞と音が一致しないところがあって、
相当練習はしたんですけど・・・と、言い訳をしておきます」





●44年目のカレーライス

以前から演奏されているお馴染みの『カレーライス』のメロディーを下地に、
更に別の物語が上書きされて厚みを増している。
44年前のカレーライスと44年目のカレーライス、
ギターを抱く右手と左手から、それぞれ違うメロディーが物語を奏でている。


「今日は録音したギターを全部使ってやってみようと思います。
今の曲はマーチン0021で録りました。今度のアルバムは友達が
皆素晴らしいって言ってくれるから、
素晴らしいってなかなか僕も言わないから、
きっと本当に素晴らしいって思ってくれてるんだろうなって
受け取ってます」



「これがジャケットです」とお馴染みの、
ライブ進行表に貼られたチラシを見せる。
「女優の神楽坂恵さん初めてお会いしたのですが、
とてもや優しくていい人でした。
隣が平田ひかりちゃんと言いまして、
僕の友人の、友人のお子様です」


「多摩川で撮ったんですが、今僕が見たい映像はこういうので、
デザインも手伝ってもらって一緒に考えながら作りました。
良いジャケットだと思いませんか?」
会場、拍手。





●君の朝の挨拶
D-35を使っての演奏。

「この曲作ったのは1987年。
東が丘というところに住んでいた時に作った。
東が丘の縁側にオペラの怪人が急に来て、
歌っていくという設定になってました。
どうしても入れたかった言葉「くもの巣」という言葉が、
どうしても言葉数に合わなくて、
でも最後にはいいや、と諦めてそのままにしました」





●どうしてそんなに可愛いの

「これもすごく古い曲で1987年くらいに作った曲だと思います。
副題として、中学生遠藤というタイトルを付けました。
実は今でも気持ちは全く変わってないんだけど。
恥ずかしいから付けてみました。
映画の中学生円山に引っ掛けたら、
クドカンも喜んでくれるかなって言ったらとても喜んでくれました」


「今日出てくれた潮音ちゃんも慶一くんも恵一くんも、
皆一生懸命歌ってくれるから、僕は好きです。
勿論自分の為だから当然ですけど。勿論歌も良いし」



オレンジベースだった照明に赤いライトが混じり、
生ギター1本の青春ロックの暴走に拍車をかける。
67歳とは思えないやんちゃ真っ盛りの演奏に会場は大盛り上がり!



「ありがとう。中学生遠藤が出てましたね。
絵柄としては友達と初めて買ったギターを皆で
その友達の2階の部屋で皆でガチャガチャと弾いている、という。
皆さんは簡単に弾いてると思っているでしょうけど、とても難しいんです!
高度な技術なんです!・・・まあ良ければいいやなんでも」


「音楽を作る時って激しい曲は、
4~5人で集まってワイワイやってる感じが僕は好きなんで、
その時は本当に楽しくて一生懸命やろうとしてるんだ。
クラスの中の誰か一人、好きな人がいて。
4人いれば3人くらいはその同じ人のことが好きで。
皆でその女の子のことを頭で思い浮かべながら
「どうしてそんなに可愛いの」って思いながらやってる」





●友達の女

「僕はフォークでもパンクでもハードロックでも演歌でも何でも好きです。
僕は言音一致の純音楽家だと自分で言ってるんですけど、
それに足して象形文字で歌う純音楽家だと」


「これは録音してる最中ハッキリ言って死にたくなりました。
絵柄としてはその録音の最中にいた石川さゆりの飢餓海峡という曲があって。  
すっごい名曲なんだよね!
吉岡治という人の歌詞なんだけど、途中セリフがあるバージョンの飢餓海峡。
そのセリフがまた凄いんだ!」


「石川さゆりが「連れてって~!」っていう時に
口をこう、(イ~ッっという口の形)するんだよね。
それが凄いライバルだったね。それが俺の偉いところだよ。
ニール・ヤングだのボブ・ディランだのじゃないところが俺の偉いところだ。
日本の、ちゃんと象形文字で歌ってる奴は凄く好きだね。
「連れてって~!」っていうところに石川さゆりの命がかかってるんだよね。
それが僕の対決の曲でした」
 
 
 
「録音してて、もう出来なくて出来なくて、逃げようと思った。
形としてはジョン・カーペンターの遊星からの物体Xの途中で出てくる
蟹男みたいなあの状況だった。神田川に飛び込みたくなりました」


「ハーモニカは宮田東峰という人のハーモニカがとても好きで、
その次がボブ・ディランのハーモニカで。
象形文字を表す映像としてアルトサックスを吹いている阿部 薫がいて、
その人の映像と対決した。会った事は無いんだけど。
ハーモニカはオーケストラだと思って吹いてきたから」




「今回は全部難しかった。全部生ギター一本で、
帯にも『エンケン、ついに45年目の再デビュー』と書いてありますが、
そういう気持ちで作りました」


「生ギター1本で独りでハードロックをやってやると思って。
独りで全部やってやろうと思って。
そこからまた出発しようと、恋の歌を作りました。
いつも気迫が溢れてるかもしれないけど、
もっともっとシンプルな気迫が溢れてるかもしれない」
もう逃れられない状況だから、生ギター一本でやるしかないから、
誤魔化しって言ったら変だけど、
例えばドラムの音が入ったら掻き消される部分も何も無いんだよね」


「このアルバムは毎日聴いてる。何度聴いても涙が出るんだよね。
44年目のカレーライスも作ってる時涙が出たね。
そういう曲は歌ってる気持ちも長持ちするなあ。
そういうのって大事なのかもしれないね」




●天使の歌

前奏を弾き掛けて、言い忘れた、と途中で止めて、
「録音の当日の朝に出来た曲です。
 これはモーターヘッドと対決の曲です。
最初に流れた『次郎1 次郎2 次郎3』もそうです」
 
 
 
ここでとても残念なことが起こる。
酔っ払ってリアクションが大きくなっていた最前席の男性を、
エンケンさんはステージ上から
「気持ちは嬉しいけれど集中できないし、周りにも迷惑だ」と
これまでにも注意していたが、ついに我慢出来なくなって
「出て行っていいよ」と言い放ち、男性は黙って退場してしまう。
怒りと悲しみが混じった表情のエンケンさん。
しかし負の感情を払拭するべく、激しく歌にぶつける。
静まり返っていた会場も大興奮!

「モーターヘッドと対決してたよね?」
会場、拍手で応える。


「いつか対決したいな。
俺は別にフォークでもロックでもなくて、遠藤賢司の音楽だから。
モーターヘッドもそうだね。そういう音楽が好きなんだ」





●君を抱きしめたら炊きたてのご飯の匂いがしたよ

今回の録音で一番活躍したという、YAMAHAの次郎での演奏。
「・・・声が枯れてきた」と小さく不安そうに呟いてから、
負けないようにより大切に歌うのが伝わる。


「20年前の歌詞です。
炊き立てのご飯ってやっぱりそういうの、大きいよね。
このジャケットもそうだね。炊き立ての匂いがするんだよね」





演奏後に例の男性が席に戻ってきたのを見て、
「帰ってきてくれて良かった。ありがとう。目覚めが悪いからね」





●対決!次郎1 次郎2 次郎3

「『次郎1 次郎2 次郎3』っていうのは、録音の初日に連続で録って、
アルバムに入れようか悩んで後から聴いたら凄くハードで
「モーターヘッドに勝てるな!」って思って。
どれを残そうかなって考えた時に、
3テイク録った時に全部混ぜてみたらどうだろうって」


「YAMAHA=山葉のギターは一郎から四郎まであって、
今回はこの四郎がまだ生半可なので、
鍛えるという意味でもやってみます」


見た目も若い山葉四郎、絶対に甘やかさん!とばかりに、
叩く引っ掻く捏ねて延ばして尋常でない物凄いスパルタ教育が展開!
あまりの激弾きで弦が一瞬でベロンベロンに伸びてしまった・・・。




「勝ったと思う?モーターヘッドに」と聞くと会場、拍手で応える。
「いいね。ありがとう」とエンケンさん嬉しそう。







「恋の歌ってシンプルで良いタイトルだね。
ラブソングと言わないところが僕の良いところです。
象形文字で歌いたいから」



「激しいのをした後に、恋の歌をやるのは声も枯れて大変」



「この前久しぶりに輪島の瞳をやって40分くらいの曲なんだけど、
歌詞が覚えられなくて。
歌詞を覚えるのが大変で頭が狂いそうになって。
その日は歌詞を見ないと決めたんだけど、見ないで頑張りました。
途中抜けたところもあるかもしれないけど。
今度の曲も13分あって、控え室で申し訳ないけど潮音ちゃんとか
皆が歌ってる時に聴かずに歌詞をずっと覚えてました」




「俺が歌いだした時所謂フォークブームがあって、
学生運動の歌が立派だみたいな感じになって、俺は違う。
俺は個人の歌が本当の意味で民主主義の根本だから
俺はそれでずっとやるって決心して。元々俺はそういうタイプだから。
自分のことを自分の為にしか、
自分の為に自分のことを歌ってるだけだから。
それでずっとやっていこうと益々決心して」


「そういう運動に加担していない歌は、
独り言の寝言みたいに感じるヤツがいて。
俺は違う。音楽は音楽だから、ちゃんと音楽で勝負しようよ。
絵でも映画でも、ソイツの描き方とかその心で勝負するべきだよ物作りは。
そう思ってずっと復讐を誓ってた」


「俺はリベンジっていう言葉嫌いだから、復讐。
恋の歌は5年前くらいに元が出来て。
最初の歌詞にある女の人に言われたことが、
着々と復讐のきっかけになっていった」


「自分で作ってるんだから幸せな人生なんだけど、
自分で好きなことやってるんだから。でも大変だったね」



「弾き方としてはこういうシンプルなので勝負してやろうと思って。
俺がギターを弾き始めた根本はこれだから。
指がこんがらがって痛くて痛くてしょうがない状況でギターを覚えたから、
それで始めようって」





●恋の歌
目を閉じて情景を浮かべながら呟くように心を込めて歌う。
静かにギターを爪弾きながらぽつんぽつんと語る。
その一言一言が確かな熱を帯びている。


よっぽどの緊張があったのか演奏後に、
「ああ、緊張した」と呟いてギター交換。





「新しく作ったピックです。
PANTAにどこでピック作ってるの?って聞いたら
前に僕が作ってるところと同じところで、
滑り止めをつけるとちょっと根性が無いなと思ったんですけど。
色違い良かったら買って行って下さい」



2枚入り300円と花柄が1枚200円。


「良い人生だよ!色々好きにピックを作ったのレコードを作ったの。
買って下さいって。45年やってきたんだものね。
大したモンだよ。エンケンに拍手!」
おお~!と歓声と拍手。会場を盛り上げた勢いに乗って演奏開始!




●夜汽車のブルース

鈴木慶一氏の「もっと貧困に!」煽りに触発されたか?
「45周年記念に皆でポッポー!と叫んでくれるか?!」と
演奏中に珍しく観客に反応を求める。
「ポッポー!!!」と叫ぶ観客!一瞬演奏を中断して会場の声を聞き、
更に会場の熱気を吸収しエネルギーに換え、
巨大な蒸気機関車は爆走する。

弦が切れて顔に当たりそうになっても演奏を止められない!
舞台袖の陰にはいつでもギター交換出来る様に、
待機しているスタッフの緊張感も張り詰めている。
「ポッポー!!」と叫ぶと飛び散った汗が照明に照らされて輝き、
体から発散された熱が一瞬湯気のようにぶわっと膨らんだ。

獰猛な肉食獣のように「うううう!!」と唸りながら、
ギターをステージの床に放り投げる。
演奏終わっても興奮が止まらず、
肩を怒らせて大股歩きでのっしのっしと退場。




アンコールを催促する手拍子の中、
スタッフが数人掛かりでテキパキとステージ整備。
演者と観客が同じ目線になるように、客席の前に4本マイクと設置される。
恋の歌の白い花柄Tシャツに着替えたエンケンさんとゲスト3人再登場。


遠「サッカーはやっぱり人間が納得するスポーツだから好きです。
反則も含めて。痛くないのに痛いふりして甘えん坊なんだよね。
男は甘えん坊で、女に抱いてほしいんだよ。よく頑張ったねって。
俺はその為に歌ってる。慶一もそうだよね?」
慶「うん」
遠「恵一もそうだよね?」
恵「ハイ」
遠「潮音ちゃんは?」
湯「そう」
遠「潮音ちゃんそうなの?(笑)」


 
遠「俺は慶一のサッカーチームに入れてもらってて」
慶「背番号99だよ」
遠「白寿の99まで歌おうというそういうつもりでの99なんだよ。
無理だと思うけど。下手なんだよ。
慶一は高校時代からサッカーやってて」
慶「世田川代表だよ」

遠「今日は渋谷の交差点だと思って下さい。
サッカー嫌いな人もいるでしょうけど。
俺は人間劇場だから好きなんだよ。
僕の歌で頑張れ日本っていう曲が2002年に作ったけど
誰にも注目されないままで。勝手に日本のサッカーを応援します。
生ギターの音、多分聴こえないと思いますけど、いきますよ~!」

●頑張れ日本
エンケンさんと曽我部さんは生ギター、慶一さんはマラカス、
潮音ちゃんはビニールのサッカーボール風船を持っている。
放り投げたサッカーボールが観客の上をポンポン飛び跳ねる。
楽器の前にマイクが置かれていないから、
後ろまで生ギターは聴こえなかったかもしれないが、
手拍子と「ニッポン!」の掛け声で盛り上がった!




拍手に包まれてゲスト陣退場、ステージに残ったエンケンさん。
「このTシャツ売ってます!」と物販購入を催促。
白いTシャツとクラッシュデニムが良く似合って本当にカッコイイ。

「良い仕事だよ。何にも偽りの無い、自分の作った物で食っていく。
かっこいいね!遠藤賢司に拍手!」
会場から惜しみない拍手が贈られた。




●夢よ叫べ

「本当に最後までありがとう。嬉しいです。
いつもスタッフ皆、失敗しながらも手伝ってくれます。
カッコつけて言うわけじゃないけど、
皆さんのおかげではありませんが!皆さんに盛大な拍手を」

自分の力でここまで生きて演奏してきたのは勿論、
ファンの応援とスタッフの努力によって支えられてきたことも
十分感謝しつつ、ちょっとツンデレな言い方の可愛いエンケンさん。
会場にいる全員に伝わるよう、一人一人と目を合わせながら歌う。
観客を見つめる黒い瞳の中に、強い光が満ちている。
命を削って歌い尽くそうとする純粋な魂の輝きだ。
「夢よ~叫べ~~!」とぐる~・・・っと大きく1回転を決めて、
なおも叫び続ける脅威の肺活量!





●真央ちゃんと妍児ちゃん

「ソチのオリンピックでまおちゃんがヨナちゃんを
嬉しそうにみてる写真があって、なんて綺麗な写真なんだろうって
その日の朝に作って、録音しました」


「色んな写真があるけど、ロバート・キャパなんかいりません。
いつまで言ってるの。なんかパリの片隅に自分を置いてるような写真。
もっと堂々と普通の写真を褒めれば良いのに。
報道写真だなんだ、生き死にがかかってなくたって楽しい映像だったら、
音楽だったら、なんだって良いんだよ」


「真央ちゃんと妍児ちゃん、あっ友情だ!って撮ってくれた写真だ。
西部戦線で倒れる兵士の写真より、僕はこっちの方が好きです。
そういう国にしましょう。もっと良い国になるよ」



「今年ももう半分過ぎました。俺も明日生きられるのかな、
地震が来たりするのかなって思います。
頑張って生きましょう!」


真央ちゃんと妍児ちゃんを想って、
そして今日この時まで一生懸命に生きてきた
全ての存在を愛おしく包み込むように優しく囁くように歌う。
会場にいる全員をゆっくり、うんうん、と目を合わせて
微笑みながら大切そうに「・・・・・・またね」




全て歌い終わり、フゥウ~~っと深い息を吐いてギターを背負う。
「キエエェ~ッ!!」と踏ん張り、
最後の力を全て出し尽くさんと口上を述べる!

「いやいや遠からん者は 音にも聞け
近くばよって 目にも見よ
こそは 千代に八千代に 我が代の男 
姓は遠藤                                         
名は賢司
                                            
人呼んで
天下御免の純音楽家エンケンなるぞ!                                         
してある時もこの時も・・・」

「毎日がデビューだあァ~~~ッ!!」

純音楽家・遠藤賢司、ここに爆誕~!!
歌手生活45年間継続させていくことの困難さ、
歳とキャリアを重ねていけばいくほど表現の柔軟さを
無くしていくこともあるだろう。
常に初心でいることがどれだけ難しいか。
「ファーストアルバムよりもファーストアルバムのような」
新鮮な作品を世に放ち続ける、ベテラン歌手・遠藤賢司創作の秘訣が
この一言に集約されている。
45周年再デビューという節目など関係無く、
その生き方・精神性を教えてくれる。


ステージ上手にずっと置いてあった大きな白い日傘を差し、
大きく決めポーズ!
叫びながらのっしのっしと大股でステージを去るエンケンさん。
大きな歓声と拍手がいつまでも会場に鳴り響いた。

























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