忍者ブログ
[6] [5] [4] [3] [2] [1]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

■2月15日(日)  京都:京都造形芸術大学春秋座「若気の至りロックフェスティバル」
 【出演】遠藤賢司、SOIL&"PIMP"SESSIONS、高木正勝、envy、怒髪天、キセル 


学生さんと主催のNHKが協力しての音楽イベント。
京都の音楽シーンを振り返りながら、積み重ねてきた歴史を大切に、改めて若者に伝えていこう。
そして今の京都で、今の若者達の手で新しい京都の音楽シーンを作っていこう!という趣旨の企画でした。

タイムテーブルより約20分押し。休憩時間でざわつく客席の空気を切り裂くようなギターの音色で幕が上がった。
1曲目から轟音で駆け抜ける【夜汽車のブルース】
余りの激しさに弦が切れまくる!!途中ギターを交換しながらも絶対に途切れることのない演奏。

演奏終了後にまず、「弦が切れやがった、畜生!!」
今まで聴いたことも無いような声で突然吼えたからビックリ。

「悔しい!せっかく良い音だったのに・・・・あ。エンケンですコンバンワ」
イキナリ感情を爆発させたかと思うと突然素に戻る・・・・・・。思わず、ガクっとなる。


「今日は実にワタクシにぴったりのコンサートタイトル『若気の至り』・・・今日はワカゲの「ケ」は若い陰毛、『若い陰毛の至り』だと思ってやっていきたい」
NHKですよ下ネタ大丈夫ですか(笑)
 

「人間は皆ドジで間抜けで大馬鹿です。私は62年間生きてきて利口な人間というものを見たことがありません。
勉強できる奴はいます。音楽が出来る奴がいる、英語が出来る奴がいる。
それぞれ持っているけど人は皆ドジで間抜けで馬鹿でスケベです。だから僕は人間が好きで。
今年でデビュー40周年なんです。それでもワカゲの、若い陰毛の至りでやっていきたいなと思っています」
今日はあくまでも陰毛で通すんですね。分かりました。ついていきます。
 

「音楽やってて凄いなって思うことは、僕が幾つになってもちゃんとやってると、エンケンさん良いよねってみんな応えてくれるんだよね。音楽って凄いと思う。
だからもしか音楽良いなって思うなら何歳でも、60歳過ぎてデビューするとかいたら、是非やれば良いと思います。
後は自分でちゃんと立てるかが問題だから。まあ、中途半端にやったら1秒も持たないけどね。偉そうに言ってるわけです」


「この間川崎でやった時に、一人で今日と同じような、長めの構成でやったんですけど、終わったら楽屋の入り口の前に刺青をした男がズラっと並んでるの。
なんだ?!と思ったら、「エンケン良いよ~!」って言われて凄く嬉しかった。
音楽は凄いなあ!音楽やってて良かったと心からしみじみ思った。」
 

「京都造形芸術大学は、多分、1年前か2年前に来て学園祭に呼んでもらって、バンドでやらせてもらったんですけど。
今日ここに来る前に木屋町をブラブラしたんですけど、インデアンカレーを食べて、あと『月餅屋』という純和菓子という感じのその店の和菓子が大好きで。
そこの店長さんのお爺さんと話して。俺は饅頭でもなんでもちゃんと作ってると『ウワー綺麗だな~』って思って。
カレーでも何でもちゃんと食事を作ってる人は凄いなと思って。和菓子を作ってる人に『本当に綺麗で生きた芸術だと思う。
僕は純音楽家と名乗って頑張ってるし、お互い頑張りましょう』って言って握手をして別れてきました。
そういうちゃんとした仕事を責任を持ってやっている人はなんか、良い勝負をしたいなと思います。
年齢は関係ないんだ。10歳でも20歳でも30歳でも40歳でも。自分の表現に責任を持っていきたいと思っています。」


・・・少し長いMCの後、イントロを弾き始めて「この曲は『スクリュー』という曲なんですけど、本当に若い陰毛がピカピカ光ってる時に作った曲なんですけど、21か22歳の時に作った曲なんですけど。聴いている人・・・特に男の人は思い当たる節が沢山あるかもしれません」


【スクリュー】じっとりと熱を帯びたハーモニカの合間に狂おしい・・・猫が交尾をしている時に発するような激しいハイトーンでの叫びが印象的でした。
 

「4月くらいに新しいアルバムのレコーディングを始めようとしてるのですが、多分タイトルはこの曲と同じになると思いますが、その中でフォーク・ロック・パンク・ジャズ・演歌他にも沢山音楽はありますが、全部ひっくるめて、音楽は良い物は良いという事を歌った歌です。」


個人的にとても嬉しい黒グレッチとドラム同時演奏での【フォロパジャクエンNO.1】
目に見えない「音楽」という力を操る姿は清らかな「聖」でありながらも、魔性を感じさせる。
見てはいけない神聖な儀式が行われているかのよう。
倒れるまで叩き続けるのかと思わせたかと思うと、ふいに立ち上がってアンプを横に寝かせて跨りながらの強烈な轟音フィードバック。
 

キイイィイーーンン・・・

 
長い長い攻撃的なハウリング。鼓膜が破れそうな程だった。
 

「次の曲はアンコールで歌う曲なんで、アンコール呼んで下さい。一旦引っ込みますので」

「創意工夫が必要だと思って、アンコールとワッショイを足して、『ワッショール』と呼んで下さい。
では一度練習しましょう。はいせーのーで!」

ワッショールコールを強要(笑) 照れのあるワッショールコールが会場に沸き起こる。
「ではこのまま引っ込みますので」と言いながら上手袖にハケるエンケンさん。
良い感じに会場が盛り上がったところで「ワッショールありがとう!」と帰ってきた・・・。
ああ、成程。エンケンさんの理想のアンコール、否ワッショールの形はこういう事なのか。ワッショール講座でした。
 

ギターを肩にかけながら「NHKが撮ってるという事で、紅白歌合戦に出る予定の私は、この曲で出場します。
NHKの皆さん、よく聴いておいて下さい。皆さん、良いと思ったらNHKにハガキを出して下さい。
タイトルは『夢よ叫べ』です。」「

心の中では小林明とジェームス・ブラウンと北島三郎を足したつもりで歌っています。」
【夢よ叫べ】熱唱。・・・もう何も語りますまい。感動は言葉にすると薄くなるものです。
 
たった4曲でしたがトータル40分!短時間ながらも、実に密度の濃い時間でありました。

























































PR
遠藤賢司ファンサイト【純音楽錦模様】
このブログはサイトパーツの一部として使用しています。

忍者ブログ [PR]