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■6月19日(金) 東京:渋谷クラブクアトロ 「第4回 東京うたの日コンサート」
 【出演】遠藤賢司+森信行 [Ds]  黒猫チェルシー Bye Bye Blue(松千+桜子)SPARTA LOCALS


6月24日は『うた』に感謝しお祝いする「うたの日」
東京・渋谷のライブハウス「B.Y.G」を中心に開催される「東京うたの日コンサート」は今年で4回目。
勿論、エンケンさんは今年も参加されました。
 
他3バンドの演奏が終わり、エンケンさん大トリでのご登場。
早速一曲目から、これは生ギター一本で奏でられるヘヴィメタルなのか?!と思わせるほどに重たい、豪速の『夜汽車のブルース』で大爆発演奏。
 
「こんばんわ。エンケンです。」演奏終了後は、いつものように急に人が変わったように穏やかに挨拶。
よく見たらギターネックに白い清水寺のお守りがついてました。
 
手元のメモを見ながら
「年齢と共に、深まる顔の皺。エッチ度。お笑い度。高尚度。音量の振幅度。感情の起伏度。恥知らずな生き方が益々カッコイイ、エンケンです。」
会場、拍手歓声と笑い声。


「今レコーディングを、録音は100%終わった状態で、トラックダウンが残ってる状態で。
アルバムタイトルは『君にふにゃふにゃ』と言います。9月にミディから発売しますので、是非買ってやって下さい。
その中から1曲やりますけど、さっきも言いました「深まるエッチ度」というそういう観点から、という訳ではありませんけれど、良い夢を見たので歌にしてみました。」


新曲【とても言えないこんな夢】2月に京都で披露された時にはたった2フレーズだった作品が、同じタイトルでも全く新しい別作品へと変化していました。
 

「アルバムタイトルはさっき言いました『君にふにゃふにゃ』ですが、同じタイトルの曲で石塚俊明と湯川トーベンとでロック編と、細野晴臣、林立夫、鈴木茂とでフォークロック編とで色分けして2曲入ってます。」
 

新曲【君にふにゃふにゃ】過去のライブで数回聴いてきてこれまでは多少不慣れな・・・という印象でしたが、今回はレコーディングが無事終了、というだけあって演奏が完成され無敵に激しくカッコよく甘ったれな仕上がりに!
 

演奏終了後、エレキに持ち替えるエンケンさん。
「森信行くんです」静かに森さんのご登場。会場拍手と歓声。 森さんのライブ告知、次いでエンケンさんも次回ライブの告知MC。


告知終了後にエンケンさんが掻き爪ピックを振り下ろせば、それからはもう恐ろしい程の轟音地獄!!
【ビートルズをぶっ飛ばせ!】からたたみ掛けるように【フォロパジャクエンNO.1】
激しい怒涛の展開から息つく暇など与えずエンケンさん只管吼えまくる【東京ワッショイ】


ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!
ワッショイ!ワッショイ!


息継ぎしないなんて死ぬのが恐くないのかエンケンさんはーっ!!?
 
ドラムがまるで和太鼓の響きような「ワッショイ!」という祭りのリズムのなんと力強いことか。
アンプ横倒しに仁王立ち、身体をグイングイン動かしながらギターを近づけると、アンプからは悲鳴のようなけたたましいハウリング音。
更にギターを放りだして観客スペースに乱入してきたエンケンさん!
会場全体を熱気で巻き込むように縦横無尽に踊りまくる!
余りにも熱いエネルギーをぶつけるもんだから、他バンドのファンの女の子とかビックリしてドン引きじゃないですか!!(笑)

大騒ぎのままステージに戻り「ワッショーイ!!」とシャウト、ブウゥウーーーン・・・という地響きのような音を残したまま、エンケンさん退場。
熱気治まらず歓声と手拍子。エンケンさん再登場。
「いつも言ってますけど、今年でレコードデビュー40周年で。黒猫チェルシーの人と話してきました。「ちゃんとやろう」って。また応援に来て下さい。」
 

「誰に頼まれて歌ってる訳じゃないから、ちゃんとやろうと思って。
今度のアルバムは前の日にレコーディングスタジオで録音したヤツとか、色んなのが入っています。
天井桟敷とか山崎ハコっぽいのとか。 CANNED HEATみたいなのとか。
『満足できるかな』が元々CANNED HEATのON THE ROAD AGAINっていう曲が凄い好きで。
裏声でアハハァ~ン♪って歌ってるのを聴いて・・・あっ影響じゃなくて、コイツラよりも良い曲作ってやろうと思って。
サティスファクションに引っ掛けて『満足できるかな』っていうタイトルにして。」


「昔からそのままやるは大嫌いだから。そのままやったらソイツに負けるに決まってる。
自分なりのやり方でソイツに勝ってやろうって偉そうに言って。
でも日本に足りないのは一番ソレだと思う。「何々風だね」ってそういうのから脱却しよう。」


「エンケンバンドで『フォロパジャクエンNO.1』を録りましたがそりゃもう凄い音ですよ。
これは音楽の水平社宣言です。人間も音楽も平等で、ジャズだのクラシックだのが偉いわけでもなんでもない。
これをやり始めてから5~6年前から評論家が「エンケンはやっとロック界に名を残せるようになってきた」とか、冗談じゃないよ。
そんな為にやってんじゃない、馬鹿な評論家だなと思った。
演歌でもフォークでも良いものは良いと思いませんか。良い曲ならなんでも良いんだ。」
 

「毎回そうなんだけどジャケットはちゃんと自分で管理して、自分の頭にあるのを人に頼んで作ってるんだけど。
一曲いくらで買わないで、ジャケットごと買ってやってね。その方が、結局はみんなの為になると思うんだ」


「俺はどんな音楽でも好きだから、中にはピンクフロイドのシド・バレットに負けまいと思って作った『金平糖』という曲、『君は僕の人魚姫』とか。
もう俺の中の色んな要素を引き出してやろうとして作ったから、安心して買ってやって下さい」

「一緒にやってくれた皆も、全力でやってくれました。」 「『おーい』っていう曲で「俺はいつでも血まみれだ」って、音楽だけはちゃんとやってるんだ。
だけど皆が生きるのに必死で、皆傷だらけでSOSを発しながら生きてるから計算なんか出来る暇なんて一瞬だってありはしないんだ。」
 

会場の後ろにいた人には聴こえただろうか。「ちゃんとやるんだ・・・」己に言い聞かせるように静かに、消え入りそうな呟きの後、【夢よ叫べ】
高らかに熱唱。 ギターを抱えて見得を切り、エンケンさん退場。

会場興奮冷めやらぬ「ワッショール」コールが起きるも、会場全体にまで行き渡らず無念。エンケンさん再々登場されないままライブ終了。
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