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■2月24日(火) 京都:拾得 「遠藤賢司デビュー40周年記念・新春第一弾! ひとりぼっちの純音楽」
【出演】遠藤賢司


開場10分前に拾得に到着。念入りなリハーサルでの爆演が外まで漏れている。期待に胸は高鳴る。
ほぼ定時に開場。約10分押し開演。 拍手喝采で迎える京都エンケンファン達。

ん?エンケンさん髭まみれじゃないの!!; MCで極秘情報が・・・映画の撮影の為らしい。
タイトルはまだ秘密、とのこと。
 
「来てくれてありがとう、エンケンです。」まずは軽く挨拶。
初っぱなからハイテンションの【不滅の男】会場大盛り上がり!
演奏後には熱い拍手と「エンケンおかえり~!」の声。エンケンさんもニコニコと嬉しそう。

【史上最長寿のロックンローラー】【夜汽車のブルース】と額の青筋ビキビキの激しい演奏が続く。


「いつも言ってますが、一人でハードロックをやろうと思って。今年でレコードデビュー40周年になります。
色んな音楽があるけれど、とにかく『遠藤賢司の音楽』をやろうと思って。
高校出てから初めてギターを弾いて、その時『ああ、俺はこれが一番やりたかったんだなぁ』と思うことを見つけた気がしました。
東芝からデビューして40周年です。早いもんです。」


「この前NHK主催で呼んでくれて、京都造形芸術大学でやりました。
去年も呼んでくれて、いつも学園祭っていうと、あと西部講堂ぐらいかな。
こんな奴がいるって誰か、食うために頑張ってやってるんで呼んでやって下さい。
ギャラはだいたい・・・500万で(笑) 500万も貰えたら良いよね。年に2.3回やって遊んで暮らせるじゃない。
そんな甘くないよね。でも、好きな事やってるから。」


「音楽って誰でも出来るから。誰でも出来ることで勝負するって格好良いよね。
40周年やってきたんだって俺は密かに誇りに思っていますが、誰でも出来ることで格好良くやっていくってことは、いい事だよ。
皆さんも音楽家になってよ。皆一人一人が音楽家なんだから、誰でも出来るんだよ。やってみてね。
そしたら『遠藤賢司』の凄さが解るから。ってコレが言いたかったんだけど(笑)」
会場「エンケン格好ええぞ~」
「俺のマネしたら皆骨折するから止めた方が良いよ(笑) 今も3回くらい生爪はがしそうになったから。自慢してどうすんだ(笑)」


告知タイム
「NHKの京都のインタビュー・・・俺、そんな番組に出られるようになったんだなぁ・・・紅白も近いぜ!」

「ステージで喋る分にはいいんだけど、相手がいて喋ってると何を喋っていいか分からなくなるんだよね。」

「清水寺の御開帳記念ライブ。・・・御開帳ってなんか猥褻でいいな(笑)
主催が神聖喜劇っていう本を漫画化した岩田さんって人が呼んでくれました。
神聖喜劇の本を読んで、なんで今までこの本を読まなかったのか失敗だなって思って。良い本だよ。」


「この曲は昨日の夜作って。もしかしたらタイトルとか変わるかもしれないけど」
新曲!【とても言えないそんな夢】
とても言えないそんな夢君が僕に歯を立てた ・・・という、たった二言だけの短い、甘い歌詞を二回繰り返す。
雰囲気は『君のこと好きだよ』に近い。
タイトル変わって別の曲になる可能性はある、とのこと。


「次にやる曲はギターを持ってまだ、4曲目くらいに作った曲で。 FG180で琵琶の音を出してやろうと思って。『スクリュー』というのはアメリカにそういう雑誌があって、『ブラックホールみたいで良いタイトルだな』って思って。」

「東京に出てきて初めて観た映画が、若松孝二さんの『壁の中の秘事』っていうので。
作った時はこの映画の印象が強かったのかもしれません。当時はまだ童貞だったような(笑)」

「ハーモニカを吹く時は阿部薫さんを意識して、影響じゃなくて、負けまいと意識して吹いてます。ハーモニカであの音を出してやりたい」
【スクリュー】
 

【Hellow Goodby】
あまりライブで演らない珍しい1曲。ノイズをキュッキュッと鳴らしながらの囁きから、激しい展開へ。
「この曲は巷で有名になった鈴木茂君が参加していて。
今日もギター弾いてて『あっこの曲もあの曲もそうだ』って思って。本当はとてもイイ奴で。
初めて会った時も『niyago』っていうアルバムではっぴえんどが参加してくれて、まとまってバックで演ってくれて。
細野晴臣が道玄坂のヤマハで『こちらが今度から新しく入ったギターの人だよ』って紹介してくれて。
鈴木茂君がコーデュロイの上下のスーツ着て、その時はまだ浪人生で『よろしくお願いしま~す』なんて可愛い声で。今でもそんなに変わってないね。」


「俺たちの時代の周りの奴って捕まってる奴ばっかりなんだよね。
俺が捕まってないくらい。・・・自慢してもしょうがないか。」


「映画が好きだね。チャウ・シウンチーとパク・チャヌク監督が好き。あとタランティーノ」


「次の曲は小坂明子の「もしも~、わたしが~♪」っていうあの歌が凄く好きで。音楽的にいい歌は何でも好き。」


「最近はよく若い人達に『エンケンさん、ロック好きなんですか?』って聞かれて。『好きなんだよ~』って返す。
その時代に生きてたってもう説明するのが面倒臭くって。
『T-REXも武道館で見た』って自慢するんだけど(笑) ツェッペリンもビートルズも武道館で・・・あと自慢できるのはスレイドだね。」


「俺は一人で生ギターでやってるから、そういうの聴かないって思われてるみたいだけど、好きなんだよ。
所謂フォークみたいなのの方が全然聴かなくて。どっちかっていうとハードな方が、ヘビメタとか凄く好きだね。
え~っと・・・ラルクアンシエル、じゃないや(笑)レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとか。
メタリカの1曲目とか良かったよね~!そういうのの方が、なんか可愛いんだよ。一生懸命キチっとやるから。」
 


「俺は『こういうのが見たい!』っていう映像を歌にしてやっていきたいんだけど、俺が好きな人は『こういう音が聴きたい』って、決して他人の為にやってないんだよね。自分の為にやってる。
そういう音楽の方が格好良いんだよね。潔くってお説教にならないからね。
『俺の映像を音と言葉にする』ってやってる音楽だったら、なんでも好き。」


「山田耕筰さんの【曼荼羅の華】は凄いよ。
7分くらいの曲で明治の終わり頃、友達が作った『曼荼羅の華』っていう詩に想いを乗せて作った曲。
マーラーなんかよりずっと好き。リズムは一緒なんだよね。
クラシックなんか聴いてても、波が通じるんだよ。風土から生まれたんだから。
何も英語で書かなくっても良いんだよ。書きたかったら書いたら良いんだけど、それが本当に自分の中に響くかどうかだよね。」


「別に向こうのロックだってくだらない曲は沢山あるし、自分のロックをやらないと意味がないよね。
皆一人一人が音楽家で、一人一人が勝負するのは良い事だ。」


「所謂、恋の歌をずっと作っていきたいんだ。人間の宇宙の根源だから。
プラスとマイナスが引き合う、引力の、根源の駆け引きの、恋の歌を歌っていきたい。
あと人間が始めて怒った時や喜びのその瞬間を。」

【もしも君が側にいたらなんにもいらない】

【死んじゃったお母さんの夢】静かなピアノ弾き語り。
まるで鍵盤の方からエンケンさんに「ココを弾いて!」と語りかけているかのようだった・・・。


先程までの静寂はどこへやら。雰囲気がガラっと変わって、熱い【嘘の数だけ命を燃やせ】


「最近、猫のみーこってのがよく遊びに来て、その前に太郎ってのがいたけど死んじゃって寂しかったんだけど、猫は可愛いね。
縁側にニボシを置いておくと、コラって言っても登ってくるんだよね。縁側の猫ってのは良いよね~。
その猫は丸顔で、本当に『みーこちゃん♪』って感じ。多分4歳くらい。」


「猫の漫画も沢山あるけど、それぞれみんな可愛いよね。
猫がいなくなったら人間も地球に住めないだろうね。それぐらい猫の存在はデカイ。
犬も好きだけどね。雑種と柴犬が好き。」

【踊ろよベイビー】
間髪入れずに【満足できるかな】・・・と思ったら歌詞が違う?!歌詞がなんだかエロティックだ・・・!

「今のは新曲の【君にふにゃふにゃ】です。4月からレコーディングに入ります。
きっとタイトルも内容も変わると思います。弾き方は【満足できるかな】と一緒です。でも気にしないで下さい」


会場はサプライズに大喜び!そのまま【満足できるかな】へと続いた。
黒グレッチに持ち変えて激しく熱い【純音楽の道】からノイジーな【ビートルズをぶっとばせ!】へと畳み掛けるような怒涛の展開へ。
そして息つく間も与えず、胸を突き刺すエレキのハウリングと地響きと雷鳴が同時に轟くようなドラム、そして今回はそれらを鎮めるかのピアノが渾然一体となって絡み合う【フォロパジャクエンNO.1】へとなだれ込む。
ピアノが加わるステージが見られるのは貴重!!


本編終了。鳴り止まぬ拍手と歓声。再度エンケン登場。「ワッショール良いね!」


「さっきも言ったけど、音楽は幾つになっても年齢関係なく勝負できるから良いよね。
ちゃんとやってると、ちゃんと応えてくれるんだよね。
この前のライブでも話したんだけど、控え室の前に刺青をした男がズラっと並んでて、なんだ?!と思ったら、「エンケン格好良かったよ~!」って。
音楽やってて良かったって思った。そういう時の人間の瞳って、綺麗なんだよね。
少しは自分の価値を感じるじゃない。良い仕事だよ。」
そう語るエンケンさんの瞳も美しいです!!
【俺は勝つ】


「俺がNHKに出るって画期的だよね。いつも同じ人ばっかり出て気持ち悪いよね。
こんな国も珍しいよ。政治家は馬鹿だし。」


「中川照一が首になった時、ニュースで見たんだけど、奥さんが『よ~日本一!』って言ってた。それがすごく頭に残って。
男なんか幾つになっても甘えて、よしよし頑張ったねって言われながら生きていくんだろうなって思う反面、甘ったれるな!本当の奥さんだったらぶん殴ってやれって俺は思った。
国会議員は眠ってるのが当たり前だモンね。電話したことあったもん。何で寝てんだよって。
俺がステージで寝てて勝負になるかってね。だって自分の仕事場で寝てるって学生だって寝てたら怒られるでしょ。」


「NHKはちゃんと自分の色を出してるからまだましだよね。他のチャンネルは酷い。フジテレビと提携するの止めてほしい。NHKらしく堂々として欲しい。
オドオドしてると認められないんだよね。俺だってそうだ。自分がやりたいことを、自分の絵柄をきちっとやってれば良いんだよね。それが一番難しいんだよ。
オドオドしてるってことは自信が無いんだね。それは才能が無いってことだ。
俺は才能はあるよ!別に何十年やってたって関係ない。最初から、俺が自分で決めたんだから。ちゃんとやろうって。
俺はそれが自分で偉いなって思ってる。逃げないでず~っとやってきて、いい加減にやってやろうなんて思ったことは一度も無い。」


「日本のミュージシャンなんて甘い奴は相当いる。なあなあでやって、『それで別に良いじゃ~ん、真剣にやらなくたって』って。
学校の延長だよね。そんな国は無くなってほしいな。せめて金取ってるんだったらきちっとやってほしい。プロなんだから。
今日皆来てくれたんだよね、ありがとうございます。
この場限りの友情だったりお世辞もあるだろうけど、一生懸命ここまで足を運んでくれた皆への想いを込めて、エンケンは一生懸命歌います」

会場から「エンケンありがとう!」の声。【夢よ叫べ】

熱唱後、いつものように見得を切って退場。 鳴り止まない拍手に再々度出てきてくれたエンケン!
興奮を鎮めるかのような静かな【カレーライス】演

奏終了後、猫ポーズで「ニャオ~ン」と一声。ステージからヒラリと飛び降りて、ツアー初日終了。

































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