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■4月11日(土) 京都:清水寺・本堂 「清水寺御開帳記念 平成21年・清水奉納檜舞台」
【出演】遠藤賢司
【夜の特別拝観】西国第16番札所 清水寺御本尊御開帳


西国巡礼中興の祖花山法皇の一千年御遠忌を迎えるに当たり、西国三十三所全札所の全寺院がこぞって、千年来はじめて三十三観音霊場の総御開帳が行われました。
その貴重な催しに、エンケンさんが純音楽を奉納されました。
 
春の陽気が段々と夜の闇に染まる頃、スタッフから「遠藤賢司さんのコンサートは7時10分過ぎ位から始まります」という案内があり、その時間通りにゴオォ~~~~ンン・・・・・と鐘の音が鳴り響く。
住職から催しの説明と挨拶の後に、エンケンさん静かにご登場。
ギターのネックに取り付けた鈴をリンリンと鳴らしながら同時にボディーをパーカッションのように叩き、独特な琵琶のような音色を奏でる【猫が眠ってる】


大きな歓声と拍手。エンケンさん笑顔で指にテープで貼り付けた鈎爪ピックを剥がしながら、「ありがとう、エンケンです。」

「多分、清水寺に来るのは遊びに来て以来30年ぶりです。練習している時もこっち(ステージ)からの景色が凄く綺麗でした。」


「僕の事を知らない人も沢山いると思います。所謂、拓郎とかと一緒にデビューした世代ではっぴいえんどなんかとレコーディングなんかをしたりして、今年で節目の40周年で。
清水寺に呼んで頂いてありがたいと思います。今日皆さんとの出会いを大事にしたいと思います。」


「多分外の足音が相当うるさいと言うので、静かな曲はあまりやらないで激しい曲をやりますけど。
偉そうな奴と思うかもしれませんけど決して偉そうな奴ではありませんので。」


「今やりましたのは『猫が眠っている』というシングル盤で丁度40年前の曲です。
今度は『不滅の男』という曲をやります。」会場、歓声と拍手。
【不滅の男】


「僕は古いとか新しいとか、例えば『死語』とか言うけど流行語とかなんとかそんなのは関係無いと思います。作ったのは1970年に作った曲『カレーライス』です。」
流石、代表曲。会場「おお~待ってました!」というような一際大きな歓声。【カレーライス】


「こちら(京都)だけの放映ですが6時のニュースで取り上げられました。
後でDVDを送ってもらって見せてもらったのですが、私がNHKに取り上げられるなんてなかなか無いことなので、感激しながら見ておりました。
京都造形芸術大学でやった『若気の至り』という京都のNHK主催のイベントに出演して、そのドキュメンタリーも見せてもらったのですが、すごく落ち着いていて、のんびりしてて良いドキュメンタリーだなと思いました。
最近はやたら企業絡みとか、色んな絡みが見えるようなつまらないドキュメンタリーが多くて。
全然必要無いのにフィギュアスケートにSMAPが出てたりして。餅は餅屋でちゃんとしてれば良いのに。
NHKはそういうのに提携してなりつつあるので、もっと落ち着いてやってくれればいいのになと思います。
そういう意味でもそのドキュメンタリーは落ち着いていて良かったなあと思います。
また機会があったら、再放送するかもしれないので見てやって下さい」
 

「音楽は良いですよ!音楽は素晴らしい。何やってもいいんだから。音楽ほど自由なものはないから。
でも自由なものだから、難しいんですよね。それで40年間戦ってきたエンケンも、大変なもんだなあと思ってます。」


「音楽は良いなと思うのは、年齢関係無いですから。どんな仕事でもそうですけど、ちゃんとやってるとちゃんとこっちを見て拍手してくれますからね。
だから、僕の合言葉は『ちゃんとやろう』なんです。皆さん、お互いちゃんとやりましょう!」会場、拍手。
 

「昔からロックは『反体制的じゃないといけない』とか、そういう論理は嘘ですから。
一番難しいのは、自分の事をキチっと歌うことが一番難しくて。
それが一番の『反体制』だと、僕は思っています。
だからそういう言説に惑わされないで、良いと思った音楽は素直に『良い』と、『つまらない』と、言ってやって下さい。
そういう意味で作ったのは【ビートルズをぶっ飛ばせ!】という曲と今度の新しいアルバムに入る【フォロパジャクエンNO.1】という、フォーク・ロック・パンク・ジャズ・クラシック・演歌・・・
色んな音楽を足して全部ひっくるめて、自分の音楽を作ろうと思って。
ラップも入るし浪曲も入るし、良いなあと思ったら人の足音も呼吸も笑い声も良い音楽だと思ってる。
今日凄く良い音楽が沢山聴こえてくる。ガヤガヤしてても、あんまり気にならないです。」


MCの流れから【ビートルズをぶっ飛ばせ!】
続いて【フォロパジャクエンNO.1】「俺のロックとはこうだ!」と見せ付けるかのように、音割れお構い無しにマイクに噛み付きながらの歌声が本堂に響き渡り、会場内に震撼が走りました・・・!
 

「僕はずっと、一人でハードロックをやってやろうと思って。
僕の頭の中ではドラムが鳴って、リードギターも一緒に鳴ってます。
ハーモニカはオーケストラです。」前奏の合間に語りながら【史上最長寿のロックンローラー】


大迫力の演奏終了後に会場、大きな拍手と歓声。「ありがとう」


「まだ4回くらいしか歌ってないけど、5月にレコーディングをする時には、細野晴臣と鈴木茂と林立夫と、この曲を録音することになりました。
昔の、一番初めの頃に始めた音というのは、なかなか見つけるのは難しいんだよね。
若い人のでも良い音はあるけど、昔の、頭の中にあるポっと優しい陽だまりのような音っていうのは、なかなか出てこないんだよね。
細野晴臣くんや鈴木茂くん、林立夫くんとやりたいなって思うのはやっぱり、陽だまりの音がするからなんだよね。
どんなに激しい音楽でも、自分の陽だまりのような音を探して歩いているような気がするんだ。
次の曲はさっきの【史上最長寿のロックンローラー】をやった人とは思えない曲になってます。
陽だまりのような音を見つけて彷徨っている遠藤賢司の心境を察して頂いて、ちょっと不慣れなところもあるかもしれないけど」
新曲【君にフニャフニャ】

これまでは【満足できるかな】の延長のような曲だったのが、明るく可愛い感じに曲調が変わってました。
歌詞はもうある程度固まったようです。
 


休む間も無く勢いに乗って、【踊ろよベイビー】続いて【満足できるかな】
人気曲の為か手拍子で盛り上がる会場。

拍手と歓声に「ありがとう」
 
「アンコールの前の曲です。」【夜汽車のブルース】
会場内、最初の方は手拍子で盛り上がっていたが、段々と演奏に引き込まれ・・・ただ演奏を見守るしかないようになってしまった観客。
乗客の全てを振り落とし、豪速で夜汽車は駆け抜けて行きました。

演奏終了後、息を撒いてエンケン退場。鳴り止まぬ拍手と歓声。
それに応えるべく、エンケンさん再登場。「ありがとう!」
 
「せっかくの清水寺なのでもう一回、アンコールじゃなくて『ワッショイ』と『アンコール』を足して『ワッショール』の呼び出しをお願いします。一度引っ込みますので」
そう言って下手袖にハケるエンケン(笑) 会場、笑
沸き起こる大きな『ワッショール』コール!
丁度私の席の位置から、引っ込んだエンケンさんが「よし!」と気合を入れて飛び跳ねた姿が確認できました。

「ありがとーう!!」エンケンさん再登場!
客席に大きく手を振って歓声に応えた後に、ステージ奥の千手観音像に手を合わせる。

「この曲を清水の舞台で歌えるとは思わなかった。【夢よ叫べ】です」
会場「待ってました!」という大きな歓声と拍手。【夢よ叫べ】

ラスト「夢よ叫べ~」のロングトーンでの2回転。
マイクが外れてもその魂のこもった歌声は、本堂中に響き渡った。


演奏終了後、肩にギターを背負い見得を切るエンケン。
会場大盛り上がりで止まない拍手と歓声。
客席前に詰め寄って観客を圧倒した後に、なんと!今度は千手観音像に向かい合って見得を切るエンケン!
貴方は千手観音すらも超えようというのか・・・・・・!!(絶句)
物凄い対決を目の当たりにしてしまった。

そのままエンケンさんは吼えながら退場。しかし会場の興奮は収まらない。

「ありがとーう!!」エンケンさん再登場&猫ポーズでキメ!!
そして「うおー!!」と叫びながら去って行きました・・・。
終演の鐘がゴオォォ~~~ンン・・・と鳴り響き「本日の奉納・遠藤賢司さんを終了致します」というアナウンスで、ライブ終了。








































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