■11月18日(水) 京都:拾得 「遠藤賢司デビュー40周年!それがどうした!「君にふにゃふにゃ~」
【出演】遠藤賢司 【ゲスト】土屋昌巳 [EG]
会場に山田耕作の『鶴亀』が流れる中、二階にある楽屋から階段を降りてエンケンさんご登場。
ギターストラップに備えた鈴とマンドリン用の掻き爪で奏でる【猫が眠ってる】
「ありがとう。こんばんは。エンケンです」「デビュー40周年、ギターで演奏を始めたのは42年前ですけど。
1969年2月1日に東芝からデビューしました。」
「中学校の時にギターも弾けないのに、ホウキをギターに見立てて植木等のスーダラ節を歌ったのが、自分の中のロックンロールという形態の始まりだったかもしれません。
ホウキを持って教室中を走り回って、非常にウケました。
俺は凄いおとなしい奴で、「アイツはどうした」って職員会議で問題になりました。」会場、笑。
「今の静かな曲と激しい曲と、当時から極端な二面性があったのでしょう。」
「【猫が眠ってる】は武満徹のノヴェンバー・ステップスを寝ながら聴いていて、鶴田錦史さんが琵琶を時空を切り裂く音で弾いていてカッコいいなあと思って。
それも影響があってギターを始めたような気がします。」
「四畳半の画ビョウの穴だらけの壁にもたれて、女の子からの電話を待ちながらAm(アーマイナーと発音)とGの音が凄く気持ち良くて、朝から晩までずっと弾いていたら出来た曲です。」
【ほんとだよ】
「今でも時々、シングル版を買ったと言ってありがとうと言ってくれとばかりにサインを求めてくる人がいますが… 僕にはもう印税入ってきませんので。
何千円もするみたいで「買ってやったよ!」みたいに。何千円しようが俺には一切関係ネエと心で思いながらも「あっありがとう」ってサインします」
会場、笑。【満足できるかな】
「後で土屋昌巳くんとやりますが、ピーコック兄弟という名前を今日、急遽付けました。
40年前に『ピーコック革命』ってプラカードを持って歩行者天国を歩くんだよね。
ゼロックスのカラーコピーのCMだったはずです。それを思い出して、土屋くんとピーコック革命、ピーコック兄弟と名付けました」
「こういう話しはあまりしたくないのですが、加藤和彦くんのことを思い出したので…
【カレーライス】を作ったばかりの頃に、楽屋に加藤ミカと一緒に来て「俺も料理が好きだから、食べ物の歌を作りたかったんだけど…やられちゃった!でも良いよね。俺、好きだよ」って言ってくれて。
同じ事務所だったんだけど、それが凄く印象的で。凄く良い奴でした。
俺もそうだけど人間って、ふとしたことで危ない瞬間があるから。
俺は来年で63歳になるから、伊丹十三が自殺した年で凄く気になってた。
まだ63か~遠いな~と思ってたんだけど…ふとした時に危ないなって思う時がある。
年齢関係無く、誰でもあると思うんだけど。」
【カレーライス】
「自分で選んだ音楽だから、ちゃんとやろうと思って。
言う方がおかしいと思うんだけど「エンケンはいつも最初から飛ばしてるよね」って。当たり前だよね。
皆それぞれに、足跡を引き摺りながら偉大な絵を描いて、一人一人向かってくるんだよね。
俺はプロだから、自分の為にやります。
オバマが「Change」というんなら、鳩山政権は「ちゃんと」っていうのを命題にすべきだなあと、僕は思います。
音楽に限らず、スポーツでも小説でも絵でも何でも言えます。ちゃんとやろうよ。」
【裸の大宇宙】
「曽我部恵一くんが3ヶ月くらい前に報告してくれて。「大変です!インディアンカレーの店が無くなりました!」って。
俺も凄く好きだったんだよね。あそこのカレーはどこにも無い味だったよね。
味噌汁から鍛え上げられてきた日本人の、綺麗な味がしたんだよね。
コップの中にポツンと浮かんだレモンがまた、綺麗なんだよね。名作だった。惜しいなあ。
俺は綺麗だな~と思う物は全て芸術だと思ってる。綺麗だな、食べたいなって。清楚な美しさがあったカレーだなと思っていました。
皆、年取って辞めちゃったりするんだよね…あそこまで徹底してやるのは大変だろうなって思う。またやってほしいな…」
寂しく呟いたら会場から「やってるよ!」との声。
エンケンさんビックリして「え…やってるの?!今までの話はなんだったんだ…」会場、笑。
「この曲は僕の中で最高傑作だと思っています。
いかにも西洋ふうに意味有り気に歌ったりするのは凄く嫌いで。
歌う中で大事なことがあるなと思って作りました」
【とても言えないこんな夢】
「外国の曲は散々聞いて聞き飽きたから、若い時はシミヘンでもドアーズでも、オペラでもクラシックでも何でも聴いて、美しいと思ったら何でも好きでした。
でも、日本の曲の方が絶対カッコいい。土屋くんもそうだけど、日本語で語ってくれるんだよね。
そういうのが聴きたいな。」
【僕は涙がこぼれて落ちた】
ピーコック兄弟を呼びたいと思います。土屋昌巳くんです」土屋さんご登場。
「土屋くんとは『HARD FORK KENJI』というアルバムで【ラブコール】という曲でギターを弾いてもらったり、『宇宙防衛軍』で【ザ・ガードマン】という曲でテケテケ入れてもらったりしました」
「りりィとバイバイ・セッション・バンドで坂本龍一くんもピアノを弾いてね。面白かったね。
その時に一緒に回ってよく話すようになった。」
「派手な格好してるとよく言われるけど、土屋くんには負ける」というエンケンさん。
エンケン「綺麗だね」土屋「ありがとうございます」というやりとりが可愛い。
実は猫がお好きだという土屋さんと、猫についての話で盛り上がる。
土屋さんは女の子の三毛猫を飼われていて『キキ』と名付けたけれども、ロシア風に『ブーシャマン』と呼ばないと振り向かないという話や、捨て猫を拾ってきたり公園の猫を面倒見ているというお話。
公園の猫の中で額の斑がまろ眉模様の『お公家さん』という猫がいて、口内炎になって心配。
…等々…猫の話は尽きないので…
エンケン「ではそろそろ行きますか。手を抜かないでよ。ちゃんと猫になったつもりで、にゃあにゃあやってね!」
土屋「もうなってますから」会場、笑。
エンケンさんの「にゃあにゃあにゃあ!」で始まる【踊ろよベイビー】
「この前、松江で山本恭司くんとやった時に90歳の最高齢のファンが来てて…山本恭司くんのお父さんなんだけど。
打ち上げの時もやってきて「君は良いなあ!」って言ってもらえて嬉しかった。
そう言ってくれる男ってカッコいいよね。男同士で通じるものがあるんだろうね。
一番最低齢のファンが、こないだ博多のライブの主催者のお子さんで。
まだちっちゃいんだけど俺がリハーサル、本番と演奏終えたら控え室に来て「アンタ、凄いよ!」って。」
会場、笑。
「この曲はピンク・フロイドを意識して作りました。って言ったら違うじゃんって思われるかもしれない。
同じように作った方がカッコいいって思われるんだよね。そういうの嫌だなあ。」
「この曲はちょっと難しくて大変」まるで日溜まりのような優しい音色の【金平糖】
突然食べ物の話題を土屋さんに振るエンケンさん。
エンケン「土屋くんは何でも食べるよね」
土屋「肉類食べないです」
エンケン「俺もあんまり食べない。アルファルファが好きだね。あとモヤシと大根と豆腐」
「たまには甘えても良いかと思って。俺も素直に言った方が良いかと。
不滅の男のイメージを持ってる人はビックリしたらしいけど、突っ張ってる自分の後ろには必ず傷だらけのもう一人の自分がいる。
それをただ歌っただけです。カッコいい奴なんかいないよね。」
土屋さんのギターが踏切の警笛を表す。悲哀に満ちたハーモニカが冴え渡る。
激しい合戦にエンケンのギターが耐えきれず、弦が切れる。
【僕の音楽は本当に良いの】
映画、20世紀少年に出演したという話題。
土屋「最高の笑顔でした。あの映画の中で一番良いシーンだった」
エンケン「良い映画だと思う。『時を駆ける少女』と同じくらい価値のある映画だ」
ふと、客席を見て「写真、勘弁してね」
「悪気は無いんだけど、撮る時はやっぱり断った方が良いよ」
「時々変な人がいて、何十年も昔の写真を持ってきて「コレ欲しい?」とか言うんだよ。頼んでもないのに勝手に撮って偉そうに。
それで写真持って帰っちゃうんだよ。この国には一人一人の人権があるんだから…」
注意しつつも気を使ってこんな事言ってごめんねごめんね、と何度も言うエンケンさん…。
「荒井良二くんがとても綺麗なジャケットを描いてくれて。
よく向こう風に作ってるジャケットってあるじゃない。そういうのって中身もそうなんだよね。もっと堂々としなよって思う。」
「たまに外国の人が見に来て「アンタ凄いね」って言うんだけど、俺はあまり向こうでやろうとは思わないな。
俺が欲しかったらこっちへ来いって思うんだよね」
【君にふにゃふにゃ】
演奏後、「また明日頑張ろうぜ!」とET握手をして、土屋さん退場。
「20年前に出来た曲です」ピアノ曲【君は僕の人魚姫】
エンケンさんの運指はまるで、妖精がくるくると鍵盤の上を舞っているかのように見えて、とても美しかった。
再びステージ前に戻り【不滅の男】【夜汽車のブルース】
興奮して走り回る者まで現れる程のテンションの高さ!
勢いに乗ってエレキに持ち変えて【フォロパシャクエンNO.1】
アンプを横倒しにして馬乗りになって、轟音フィードバック。残響音を残してエンケン退場。
拍手と歓声が鳴り止まずエンケンさん再登場。「ワッショールありがとう!
」土屋さんも再登場して【俺は勝つ】
大きな拍手で送られながら、土屋さん退場。
エンケンさんメモを見ながら「タランティーノの新作映画がもうすぐで、凄く楽しみです」と語って
【夢よ叫べ】
なんと今回は終盤のロングトーンで、エンケンは4回転をキメた。
演奏終了後は、お馴染みの見得を切って退場。
パラパラと拍手鳴り止まず名残惜しそうな客席に向かって、エンケンさん二階から「ごめん!また来てね!」と声をかけて、ツアー初日終了。
【出演】遠藤賢司 【ゲスト】土屋昌巳 [EG]
会場に山田耕作の『鶴亀』が流れる中、二階にある楽屋から階段を降りてエンケンさんご登場。
ギターストラップに備えた鈴とマンドリン用の掻き爪で奏でる【猫が眠ってる】
「ありがとう。こんばんは。エンケンです」「デビュー40周年、ギターで演奏を始めたのは42年前ですけど。
1969年2月1日に東芝からデビューしました。」
「中学校の時にギターも弾けないのに、ホウキをギターに見立てて植木等のスーダラ節を歌ったのが、自分の中のロックンロールという形態の始まりだったかもしれません。
ホウキを持って教室中を走り回って、非常にウケました。
俺は凄いおとなしい奴で、「アイツはどうした」って職員会議で問題になりました。」会場、笑。
「今の静かな曲と激しい曲と、当時から極端な二面性があったのでしょう。」
「【猫が眠ってる】は武満徹のノヴェンバー・ステップスを寝ながら聴いていて、鶴田錦史さんが琵琶を時空を切り裂く音で弾いていてカッコいいなあと思って。
それも影響があってギターを始めたような気がします。」
「四畳半の画ビョウの穴だらけの壁にもたれて、女の子からの電話を待ちながらAm(アーマイナーと発音)とGの音が凄く気持ち良くて、朝から晩までずっと弾いていたら出来た曲です。」
【ほんとだよ】
「今でも時々、シングル版を買ったと言ってありがとうと言ってくれとばかりにサインを求めてくる人がいますが… 僕にはもう印税入ってきませんので。
何千円もするみたいで「買ってやったよ!」みたいに。何千円しようが俺には一切関係ネエと心で思いながらも「あっありがとう」ってサインします」
会場、笑。【満足できるかな】
「後で土屋昌巳くんとやりますが、ピーコック兄弟という名前を今日、急遽付けました。
40年前に『ピーコック革命』ってプラカードを持って歩行者天国を歩くんだよね。
ゼロックスのカラーコピーのCMだったはずです。それを思い出して、土屋くんとピーコック革命、ピーコック兄弟と名付けました」
「こういう話しはあまりしたくないのですが、加藤和彦くんのことを思い出したので…
【カレーライス】を作ったばかりの頃に、楽屋に加藤ミカと一緒に来て「俺も料理が好きだから、食べ物の歌を作りたかったんだけど…やられちゃった!でも良いよね。俺、好きだよ」って言ってくれて。
同じ事務所だったんだけど、それが凄く印象的で。凄く良い奴でした。
俺もそうだけど人間って、ふとしたことで危ない瞬間があるから。
俺は来年で63歳になるから、伊丹十三が自殺した年で凄く気になってた。
まだ63か~遠いな~と思ってたんだけど…ふとした時に危ないなって思う時がある。
年齢関係無く、誰でもあると思うんだけど。」
【カレーライス】
「自分で選んだ音楽だから、ちゃんとやろうと思って。
言う方がおかしいと思うんだけど「エンケンはいつも最初から飛ばしてるよね」って。当たり前だよね。
皆それぞれに、足跡を引き摺りながら偉大な絵を描いて、一人一人向かってくるんだよね。
俺はプロだから、自分の為にやります。
オバマが「Change」というんなら、鳩山政権は「ちゃんと」っていうのを命題にすべきだなあと、僕は思います。
音楽に限らず、スポーツでも小説でも絵でも何でも言えます。ちゃんとやろうよ。」
【裸の大宇宙】
「曽我部恵一くんが3ヶ月くらい前に報告してくれて。「大変です!インディアンカレーの店が無くなりました!」って。
俺も凄く好きだったんだよね。あそこのカレーはどこにも無い味だったよね。
味噌汁から鍛え上げられてきた日本人の、綺麗な味がしたんだよね。
コップの中にポツンと浮かんだレモンがまた、綺麗なんだよね。名作だった。惜しいなあ。
俺は綺麗だな~と思う物は全て芸術だと思ってる。綺麗だな、食べたいなって。清楚な美しさがあったカレーだなと思っていました。
皆、年取って辞めちゃったりするんだよね…あそこまで徹底してやるのは大変だろうなって思う。またやってほしいな…」
寂しく呟いたら会場から「やってるよ!」との声。
エンケンさんビックリして「え…やってるの?!今までの話はなんだったんだ…」会場、笑。
「この曲は僕の中で最高傑作だと思っています。
いかにも西洋ふうに意味有り気に歌ったりするのは凄く嫌いで。
歌う中で大事なことがあるなと思って作りました」
【とても言えないこんな夢】
「外国の曲は散々聞いて聞き飽きたから、若い時はシミヘンでもドアーズでも、オペラでもクラシックでも何でも聴いて、美しいと思ったら何でも好きでした。
でも、日本の曲の方が絶対カッコいい。土屋くんもそうだけど、日本語で語ってくれるんだよね。
そういうのが聴きたいな。」
【僕は涙がこぼれて落ちた】
ピーコック兄弟を呼びたいと思います。土屋昌巳くんです」土屋さんご登場。
「土屋くんとは『HARD FORK KENJI』というアルバムで【ラブコール】という曲でギターを弾いてもらったり、『宇宙防衛軍』で【ザ・ガードマン】という曲でテケテケ入れてもらったりしました」
「りりィとバイバイ・セッション・バンドで坂本龍一くんもピアノを弾いてね。面白かったね。
その時に一緒に回ってよく話すようになった。」
「派手な格好してるとよく言われるけど、土屋くんには負ける」というエンケンさん。
エンケン「綺麗だね」土屋「ありがとうございます」というやりとりが可愛い。
実は猫がお好きだという土屋さんと、猫についての話で盛り上がる。
土屋さんは女の子の三毛猫を飼われていて『キキ』と名付けたけれども、ロシア風に『ブーシャマン』と呼ばないと振り向かないという話や、捨て猫を拾ってきたり公園の猫を面倒見ているというお話。
公園の猫の中で額の斑がまろ眉模様の『お公家さん』という猫がいて、口内炎になって心配。
…等々…猫の話は尽きないので…
エンケン「ではそろそろ行きますか。手を抜かないでよ。ちゃんと猫になったつもりで、にゃあにゃあやってね!」
土屋「もうなってますから」会場、笑。
エンケンさんの「にゃあにゃあにゃあ!」で始まる【踊ろよベイビー】
「この前、松江で山本恭司くんとやった時に90歳の最高齢のファンが来てて…山本恭司くんのお父さんなんだけど。
打ち上げの時もやってきて「君は良いなあ!」って言ってもらえて嬉しかった。
そう言ってくれる男ってカッコいいよね。男同士で通じるものがあるんだろうね。
一番最低齢のファンが、こないだ博多のライブの主催者のお子さんで。
まだちっちゃいんだけど俺がリハーサル、本番と演奏終えたら控え室に来て「アンタ、凄いよ!」って。」
会場、笑。
「この曲はピンク・フロイドを意識して作りました。って言ったら違うじゃんって思われるかもしれない。
同じように作った方がカッコいいって思われるんだよね。そういうの嫌だなあ。」
「この曲はちょっと難しくて大変」まるで日溜まりのような優しい音色の【金平糖】
突然食べ物の話題を土屋さんに振るエンケンさん。
エンケン「土屋くんは何でも食べるよね」
土屋「肉類食べないです」
エンケン「俺もあんまり食べない。アルファルファが好きだね。あとモヤシと大根と豆腐」
「たまには甘えても良いかと思って。俺も素直に言った方が良いかと。
不滅の男のイメージを持ってる人はビックリしたらしいけど、突っ張ってる自分の後ろには必ず傷だらけのもう一人の自分がいる。
それをただ歌っただけです。カッコいい奴なんかいないよね。」
土屋さんのギターが踏切の警笛を表す。悲哀に満ちたハーモニカが冴え渡る。
激しい合戦にエンケンのギターが耐えきれず、弦が切れる。
【僕の音楽は本当に良いの】
映画、20世紀少年に出演したという話題。
土屋「最高の笑顔でした。あの映画の中で一番良いシーンだった」
エンケン「良い映画だと思う。『時を駆ける少女』と同じくらい価値のある映画だ」
ふと、客席を見て「写真、勘弁してね」
「悪気は無いんだけど、撮る時はやっぱり断った方が良いよ」
「時々変な人がいて、何十年も昔の写真を持ってきて「コレ欲しい?」とか言うんだよ。頼んでもないのに勝手に撮って偉そうに。
それで写真持って帰っちゃうんだよ。この国には一人一人の人権があるんだから…」
注意しつつも気を使ってこんな事言ってごめんねごめんね、と何度も言うエンケンさん…。
「荒井良二くんがとても綺麗なジャケットを描いてくれて。
よく向こう風に作ってるジャケットってあるじゃない。そういうのって中身もそうなんだよね。もっと堂々としなよって思う。」
「たまに外国の人が見に来て「アンタ凄いね」って言うんだけど、俺はあまり向こうでやろうとは思わないな。
俺が欲しかったらこっちへ来いって思うんだよね」
【君にふにゃふにゃ】
演奏後、「また明日頑張ろうぜ!」とET握手をして、土屋さん退場。
「20年前に出来た曲です」ピアノ曲【君は僕の人魚姫】
エンケンさんの運指はまるで、妖精がくるくると鍵盤の上を舞っているかのように見えて、とても美しかった。
再びステージ前に戻り【不滅の男】【夜汽車のブルース】
興奮して走り回る者まで現れる程のテンションの高さ!
勢いに乗ってエレキに持ち変えて【フォロパシャクエンNO.1】
アンプを横倒しにして馬乗りになって、轟音フィードバック。残響音を残してエンケン退場。
拍手と歓声が鳴り止まずエンケンさん再登場。「ワッショールありがとう!
」土屋さんも再登場して【俺は勝つ】
大きな拍手で送られながら、土屋さん退場。
エンケンさんメモを見ながら「タランティーノの新作映画がもうすぐで、凄く楽しみです」と語って
【夢よ叫べ】
なんと今回は終盤のロングトーンで、エンケンは4回転をキメた。
演奏終了後は、お馴染みの見得を切って退場。
パラパラと拍手鳴り止まず名残惜しそうな客席に向かって、エンケンさん二階から「ごめん!また来てね!」と声をかけて、ツアー初日終了。
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