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■2010年 1月 9日(土)  川崎:CLUB CITTA'川崎 「ロックンロールお年玉 2010」
【出演】遠藤賢司&カレーライス(竹安堅一 [EG]、グレートマエカワ [B]、森信行 [Ds])、The ピーズ、フラワーカンパニーズ、騒音寺、ザ50回転ズ、JAPAN-狂撃-SPECIAL、キノコホテル 【DJ】キングジョー(SOFT HELL!)、サミー前田(ボルテイジレコード)
 

「日本最長寿のロックンローラー、エンケン&カレーライス!」とキングジョーさんDJのバンド紹介があり、客電が降り、エンケンさんご登場。
いきなり黒グレッチを轟音で掻き鳴らしての【ド素人はスッコンでろォ!】

ドラムへ移動して、左手でギターを揺さぶりながら右手でスティック二本を握り怒濤の如くドラムを叩き始めるが、最初の一撃でシンバルが折れる。
スタッフが何度もネジを絞めて調整するが、努力虚しく何度も折れる。
余りの大暴れに、途中スティックを落とす。スタッフが走って、拾い渡されてまた打ち続ける。
最早エンケンの激情に、ドラムが追い付いて来られないように見えた。
立ち上がりシンバルに最後の一撃を見舞うと、スティックが跳ね返り高く宙を舞う。
中央マイク前に戻ってギターを掻き鳴らしているところに、カレーライスメンバーの登場!
 

【史上最長寿のロックンローラー】森さんの力強いドラムに前川さんのベースで更に土台が固まり、竹安さんの力強さの中に繊細さを秘めたギターが乗っかり三位一体となって、エンケンの存在をグッと前に押し出してくれる。
強力なリフと艶やかなフゥフゥコーラスがたまらないッ。
 
「明けましておめでとう。今年もよろしくお願いします」会場、拍手。
 
「ロックンロールお年玉、第一回目から参加させてもらって、今回で三回目になります。」

「みんな気持ちの良いバンドで、いつも後ろで見ながら。みんな頑張ってるんだな。エンケンも負けずにちゃんと頑張りたいと思います。」
 
「去年の9月に『君にふにゃふにゃ』というアルバムを出しました。
物事の根本は、どんな優しい音楽でも激しい音楽でも、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンでもセックス・ピストルズでも。
僕はその人との『心の韻』を結ぶラブソングだと思っています。
だから僕は、幾つになってもラブソングを歌っていけたらいいなと思って、レコードデビュー40周年記念をして『君にふにゃふにゃ』というアルバムを作りました。
ここにいる人達は皆、もう買ってくれた、という顔をしてますね。ありがとうございます」会場、笑。


実況録音大全2の告知。
「今回もすぐ売り切れになるんじゃないかと楽しみにしています。
何故なら俺のはライブもそうですが、売り切れになるなんてなかなか無いので」


「エンケン&カレーライスで【君にふにゃふにゃ】を初めてやらせてもらいます」

「エンケン&アイラブユーの時はアイ(両手を真っ直ぐ上に上げて『I』) ラブ(左手は上に、右手は横で『L』) ユー(前方を指差し) とやるのですが、エンケン&カレーライスの時はこうです」


「エンケンとぉー!」とエンケンさんが叫び合図すると 「カレーラぁーイス!」と他のメンバーが叫び、高速でカレーライスをパクパクかき込む仕草のキメポーズを披露。
スプーン持つ手のなんと早いことよ(笑)

会場の拍手と笑いを取ったところで間髪入れず、エンケンさん「君にふにゃふにゃ!」とシャウトして
【君にふにゃふにゃ】
 

ステージ中央の花道に出て、弾きまくるエンケン!
滝のように流れる汗が照明に反射してキラキラ。客席を射ぬく瞳もギラギラ!
まったくなんて美しい62歳なのか。


またステージに戻って、竹安さんのギターが気持ち良いのかエンケンさん人差し指を立てて「もっと弾いて!」の合図。
それに応えて竹安さんのギターソロが前に出てくる。


今回の会場にはいつもより若いお嬢さんが沢山。女の子の声援に応えるエンケンさん 。
「何よりも女の子の声は、僕にとってお年玉です。ありがとう」会場、笑
「他にありませんか?」まさかの催促(笑)
会場のあちこちから「エンケ~ン」と黄色い…いや、桃色の声援が飛び交う。
先程まで物凄い形相で歌っていたのが嘘のように、ふにゃっと「はぁい♪」と返事するエンケンさんはとても嬉しそう(笑)


ライブ告知を挟んでから、「昨年僕が出演した映画、知ってますか? 20世紀少年の遠藤ケンヂを助ける役で出ました。
アカデミー賞候補にも登ったのですが、つまらない冗談ですが辞退しました。」会場、笑。
 

「去年の洋画邦画を含めて動員数が五位だったそうです。でも「ピカチュウに負けて悔しい」と原作者の浦沢直樹くんがメールをくれました」


「昨年見た映画で一番良かったのは、タランティーノ監督のイングロリアス・バスターズです。とてもカッコ良かった。」

「一番良かった本は1962年頃に発売された『裸族のミイラ』という本で、パプアニューギニアの人食い族、クカクカ族の麗しいサッパリ味の本でした」


「フラカンは忙しくて、なかなか時間が取れないんだよね。でもまた暇を見つけて、お願いします」
メンバーに軽くペコリと頭を下げるエンケンさん。メンバーは視線を合わせてニコリ。


「ちゃんとやるというのが目標なんで。頼まれた訳じゃないから、音楽だけはちゃんとやろうと思っています」


「音楽はだれでも出来るから。だから難しいんだけど。好きなんだったら、自分の為にだけはちゃんとやって下さい」
 
「人の事は気にしないで良いよ。でも40年やってきて、思うことはたった一つあるんだけど、人のせいにしないことです。
拍手が少なかったらそれだけの演奏なんだよね。僕はプロですから、勝負していきます」
 

【裸の大宇宙】
哀愁のハーモニカが響き渡る!
「ウーッ!」と熱いコーラス、エンケンさんは指を三本立ててワッショイサイン。
会場中の観客全てを指差し「君こそは、裸の大宇宙だ!!」と大絶叫。


【不滅の男】
花道に出てモニターにギターを押し付けて、エンケンの男魂ハウリングが炸裂!

「俺が森信行だ!」
「俺が竹安堅一だ!」
「俺がグレート前川だ!」
「遠からん者は音にも聞け 近くば寄って目にも見よ
我こそは千代に八千代に我が世の男
姓は遠藤 名は賢司人呼んで天下御免の純音楽家 エンケンなるぞ!
してある時もこの時も不滅の男!!」

各々が名乗りを上げ、大トリに我らがエンケンの大口上と身体が弓なりに仰け反る程の大絶叫!
エンケン・前川さん・竹安さん揃って、ステージ上手・花道・下手と移動しながら、今日ライブに来た観客に御礼を示すかのように丁寧に、力強く四股踏みを披露。
拍手喝采に包まれてステージを去るカレーライスメンバー達。


ステージ上にエンケン独り残って「大音量のステージで歌えることはなかなかないから」と【夢よ叫べ】
大ホールとピンスポットライトがよく似合う。
艶やかに伸びやかに力強く「夢よ叫べ~♪」と最後はマイク前で2回転。
3回転出来そうな位声を伸ばして…大きな息を一つ吐き出す。
会場、大きな歓声と拍手。ギターを肩に背負い、花道の前まで出て大見得を切る。
圧倒的な存在感を見せつけ、大股歩きでステージを去るエンケン。 62歳最後のステージ、無事に終了。




























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