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10月22日(木) 東京:新宿LOFT 「DRIVE TO 2010 エンケン&アイラブユー VS 大槻ケンヂ20th Band」
 【出演】エンケン&アイラブユー、大槻ケンヂ20th Band
【Opening Act】Fantasys Core


ステージのスクリーンに「エンケン&アイラブユー」の文字が表れ、Rage Against the Machineが流れる。
エンケン一人のみで登場。今回の衣装は「惚れた!惚れた!」のオレンジ色のシャツ。
今回はバンド編成がメインの為、珍しく椅子は無く立った状態での演奏。
初っ端からテンションの高い【夜汽車のブルース】
 

演奏終了後に、森さん大塚さんのご登場。
「エンケンです、こんばんは。エンケン&(と)アイラブユーです。
バンド名の由来は人間が初めて「君が好きだ」と言った瞬間を歌いたいと思って。
文字になるとどっかの歌謡曲のコーラスグループみたいで。それはそれでカッコイイなと思いました。」
【不滅の男】

前奏中、静かにギターを爪弾きながら語りだす。
「自分で決めた道だから。純音楽の道だから。演奏中は不滅の男です。
でも、一人になるとふにゃふにゃです。」会場、笑。

「俺が森だ!」
「俺が大塚だ!」
「遠からん者は音にも聞け 近くば寄って目にも見よ
我こそは千代に八千代に我が世の男姓は遠藤 名は賢司
人呼んで天下御免の純音楽家 エンケンなるぞ!
してある時もこの時もデビュー40周年!それがどうした!! 君にふにゃふにゃ!!」

曲終盤に名乗りを上げ、四股踏みも圧巻!!

続いて、 にゃーにゃーにゃー!の雄叫びも熱く楽しい【踊ろよベイビー】
長尺のギターソロもたっぷり。
 
「エンケンさんカッコイイ~!最高だよー!」という女の子からの声援に凄く嬉しそうなエンケンさん。
会場、男性からは「カッコイイぞー!」「女には甘いねー!」等々、色々な声が(笑)
 
「カッコイイ、わかってる!」という声に対し、エンケンさん「何で売れないか、わかってる(笑)」と。
わかっていても、厳しく険しい純音楽の道を歩む事を選んでしまったのね…。

「今夜、来てくれてありがとう。来てくれてくれた皆の為と、何よりもエンケン自身の為に。
今日もちゃんと頑張ります。」
 
「一人一人が、偉大な裸の大宇宙だと思っています。
なおかつ、一人一人が偉大な純音楽家だと思っています。」

「ウー!!」と拳を天空目掛けて突き上げる【裸の大宇宙】
ステージのギリギリまで前に出て、会場後ろの客に向かって「もっと拳を挙げろ!」と煽りまくるエンケン!!
 
「エンケン&アイラブユー!ビートルズをぶっ飛ばせ!!」
西城秀樹のYMCAのような振り付けでタイトルを叫び【ビートルズをぶっ飛ばせ!】

畳み掛けるように【フォロパジャクエンNO.1】

「出の時の音楽はあまり洋モノは使いたくないんだけど。洋モノは好きで当たり前だから。
身体の芯まで俺はロックンローラーだから、そんなのは今まで死ぬ程聴いてきた。
10年程前に聴いて、コイツラには負けなくねぇなって思ったのはRage Against the Machineです。」
意外な発言にどよめく会場。

「今日はそれを出の音楽に使って、対決してみたいなと思いました。」
会場「エンケンの勝ちだよ~!」の声。
エンケン「勝ってるよ!(笑)」「俺はイギー・ポップにも勝ってんだよ、勝手に!」強気発言に会場大喜び。


「もっと日本人の音楽も信用しようよ。クラシックも向こうのばっかり聴いてて、ヘドが出てきて。
向こうの景色のことをいつまでも良い子ぶって、占領されて白人ぶっていい気になってる。」
 
「日本の交響曲、沢山良いのがある。伊福部昭も早坂文雄も。
外山雄三って人の音楽聴いてみな!自分の中の心のしこりが全部取れるよ。
外山…加山雄三じゃないよ!加山雄三も好きだけど。」

「昔の音源だから2000円くらいであるよ。俺はなんでそういう日本の音楽が好きかって言ったら、どんなフレーズでも日本語で語ってくれるんだよね。まずは外山雄三を聴いてみて下さい。
昔の日本のお祭りを全部ミックスしたりして。向こうで交響楽団が行った時に必ずアンコールでやるらしいんだけど。
向こうの人は日本のお祭りだのの音源を、楽しく聴いてるんだよね。
日本の奴は無理矢理当て嵌めてるんだ。それが凄く嫌いだ。
良ければ良いんだよ?でもちゃんと日本語で語ろうよ。素直になって音楽聴こうよ。
せっかく鳩山さんも良い人みたいだから。」会場、笑。
 
「良い人みたいだから大変だとは思うけど。皆も頑張っていこうぜ!」おぉー!と盛り上がる会場。


「皆子どもが出来たり、お父っつぁんこの曲好きなんだって教えてやれよ。
はっぴいえんどでも俺の曲でもオーケンの曲でも。皆良い奴じゃない。
ちゃんと日本語できちんと語って、自分に責任持ってる奴は良い。
いつも日本語で歌ってる奴が急に英語で歌い出して、なんだかなあ。
お前のお父さんお母さんはソレを聴いて嬉しいのか?って。
お前のお父さんお母さんは、英語で歌ったからこの子は出世したって思ってるのか?
そんな下らない話は無いだろう。
お父さんお母さん妹おばあちゃん…に向かって「俺はこう思うんだよ」っていう気持ちが音楽だから。
そういう優しい気持ちが無ければ、英語なんかで歌う必要なんか全然無いんだよ。そう思いませんか?」
拍手と歓声で応える会場。
 

「10年前位に京都で言ったら、女の人がアンケートに電話番号が書いてあって「英語で歌って何が悪い!ここに電話してこい!」って。
恐くて電話しませんでした。」会場、笑。


「最近良いな~と思ってるのが、ブラックサバス。
トニー・アイオミのギターが一人で全部表現してるよね。
オジー・オズボーンの声もすっごいよ。
俺はハードロックが好きだから、一人でハードロックを演奏してやろうと思ってやってきたから。
あのグループ好きだな。そのうち飽きたり嫌いになったりするかもしれないけど、今は凄く好きだ。
あとは日本の交響曲」


「今日は新曲【君にふにゃふにゃ】のCDを売ってます!買っていきますか~?!」
会場、一拍遅れてイエーイ!!
「一拍遅れましたね(苦笑)買ってってくれますかぁー?!」会場、次は間髪入れずイエーイ!!
「買ってってよぉ~お願いします(笑)なんかやる度に声が小さくなってくような・・・」


「ほとんどの人がロックは反体制でなきゃいけないって思ってると思いますが、俺はフォロパジャクエンNO.1でも言いましたが、個人の歌がいつまで歌えるかだと思っています。」

「歌は何を歌っても良いんだ。人を殺しても良いし、誰かを好きになっても嫌いになっても良いから音楽は素晴らしいんだ。
どこまで相手を納得させられるかは、その人の力量次第だね。でも根本は、俺は今こうして聴いてる人との心の「韻」の問題だと思ってる。
言葉の「韻」ではなくて、心の「韻」が一番重要だと思ってる。
歌を作る時はまず、自分の絵柄に対してちゃんとそれを表現出来るかどうか必死でやるよ。
必死に努力する事が、俺は才能だと思っている。それがある限り俺は歌ってきた。
その絵柄が皆に少しでも伝わる事が、心の「韻」だと思う。人間なんてどうせやる事は一緒だもの」

【君にふにゃふにゃ】勢いのままに【東京ワッショイ】会場の興奮も最高潮。
指を三本立ててのワッショイサインで応えるように、客を挑発するエンケン。

途中、大塚さんのベースソロ、森さんのドラムソロ。
その間ステージ中央奥のフェンダーアンプに腰掛けて、若手二人の背中を厳しい眼差しで見守るエンケン。
森さんのドラムソロ終盤に再びエンケン参戦。
鬼気迫る表情でシンバルを叩き、エンケンとドラムを交代する森さん。
そこからはエンケンの恐ろしい独壇場。
エレキ&ドラムの同時演奏にアンプ馬乗りの轟音フィードバックが炸裂。
元々ハウリングが激しい会場だけに、その攻撃力も半端が無い。
客席に飛び降りて熱狂した客にもみくちゃにされるエンケン。
再度ステージに戻り、ひたすらワッショイワッショイ。
「ワッショーイ!」とシャウト、エレキをアンプの上に静かに置き、残響を残して本編終了。


興奮治まらずワッショールコールが沸き起こる。

エンケンさん生ギターを手に再登場。
「そうです。僕の時は「ワッショール」と呼んで下さい」 静かに【僕の音楽は本当に良いの】

ギターを弾きながらエンケン退場。
拍手歓声が止まず、再びワッショールコールが沸き起こりエンケンさん再々登場。
【おおい!みんな!】

死ぬなよ! 頑張れよ!
頑張らないなんていきがるんじゃねえ!

世界中の何もかも ぶっ殺してやる  おおい!みんな!


最後の力を振り絞り、命を燃やすように叫び…熱狂する会場に背中を向けて去り行くエンケン。ライブ終了。
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