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■2011年 2月12日(土)  東京・吉祥寺:ROCK JOINT GB 「遠藤賢司 不滅の男」 
【出演】遠藤賢司バンド  

開演予定より10分過ぎ程に、星空のようなキラキラ輝く黒のラメシャツを着たエンケンさんようやく上手よりご登場。
ステージ中央の椅子に腰掛けてギターの音を確認してから
「あ。こんにちは。エンケンです」と挨拶。
会場、大きな歓声。
 

「訳あってこんな曲を作りました。【帰ってきたけんちゃん】という曲です」
【帰ってきたけんちゃん】
なんといきなり新曲!短いギターのみのインスト曲。
特に詳しく語られませんでしたが訳、というのは1月中の目の手術による休養期間のことかと思われる。
病気だろうがなんだろうがそんなことは演奏には関係無い!言い訳は一切しない!
ただこのギターを聴いてくれ!というような思いが一音一音に籠めらていた。
 

続いて【夜汽車のブルース】
ステージ上にはたった独りだけしかいないはずなのに、音圧がバンド演奏と同じくらいの熱量を放っている。


「今日のライブは学割があるみたいだから、若い人はよかったね。
僕の音楽は、生まれたばかりの赤ん坊から死ぬ間際の人までまったく年齢は問いません。
大人の音楽とか子供の音楽とか、そんな区別はありません。
僕はそういうことを言ってる音楽は聴きたくありません。
音楽は全部ひっくるめて、人の心を躍らせる。僕は『踊り』だと思っています。
だから踊りはとっても大事で。朝の連続ドラマのてっぱんの踊りが大好きです。」会場、笑。
 

「みんなが無理矢理マイケル・ジャクソンになる必要はありません。
何か、物事の出来る過程を、鉄板で焼くところだとか稲を刈るところだとか餅の搗き方だとか、そういうのを形にしていくのが僕は本当の踊りだと思います。
てっぱんの踊りは見てたらジンとくるね。嗚呼これでいいんだなと僕は思います。」


「ちょっと古い曲だけど・・・」と静かに【もしも君がそばにいたら何んにもいらない】


「ここからはバンドです。エンケンバンドは1年半くらい前の中央附属高校でのライブ以来、久しぶりです」
 
メンバー紹介の後上手からトシさん、トーベンさんご登場。
会場大きな歓声、拍手。
 

「僕のブログに墓場の猫シリーズというのがあります。
墓場の花一輪、みんなのアイドルみいこちゃんというのがいるんですけど、そのメス猫が、僕がこの前神田川を通ったら、猫の正常位をしていました。ちょっとショックでした。
でも良かったのは、我々の正常位と違って良かったなあと思いました。それがちょっと救いでした」会場、笑。
 

「湯川トーベンさんからお知らせです」と、トーベンさんにMCを振るエンケンさん。
「えぇ~?なんでぇ~?・・・別にいいよ~」と恥ずかしがるトーベンさん。
渋る反応に余計会場の期待が高まりトーベンコールに引っ込みがつかなくなったトーベンさん、テレながらついに。
「・・・イヤ、そんな予定は無いんですけどね・・・。・・・明日、娘の潮音のライブがあります・・・」会場、笑と拍手。


【不滅の男】
「私が湯川トーベンで-す!」
「石塚俊明!!」
「遠からん者は音にも聞け 
近くば寄って目にも見よ 我こそは千代に八千代に我が世の男
姓は遠藤 名は賢司 人呼んで天下御免の純音楽家 エンケンなるぞ!
してある時もこの時も不滅の男!!」

曲終盤に名乗りを上げ、上手・下手・中央の順に四股踏みも圧巻!!
 

トーベンさんの地を這うようなベースソロが響いて、
「俺はいつも、自分の為にだけ歌ってきた。
だから、俺の音も。言葉も。
心に深々と突き刺さる」
【男のブルース】
渋い渋い!若手には出せないであろう音とグルーヴ感に飲み込まれる。ひたすら酔いしれる。

 
【満足できるかな】
終盤のギロチン・ノイズスクラッチはエレキならではの破壊力!


【踊ろよベイビー】 音に乗って会場が大きく揺れる。
トーベンさんのベースに絡ませるように、エンケンさんハーモニカをマイクにピッタリくっつけて激しく吹きまくる。
リズム隊に音出しを任せたエンケン、猫のポーズからあにゃこにゃと踊りまくる!
なにかが・・・猫が乗り移ったかのような表情!エンケンがエンケンじゃなくなった?!
 

「えーっと。次の曲なにやるのか忘れちゃった・・・急に踊ったりすると忘れちゃうね」会場、笑。
 

「ゲイリー・ムーアがスペインのホテルで死んじゃったって。凄い好きだった。」


「新聞なんか読んでて・・・イヤ、いいや。後で言います」
何かを言いかけて途中で止めるなんて!自由過ぎるMC・・・(笑)
客席からは笑い声と「なんだよそれー!」とツッコミいっぱい。
 

【荒野の狼】先ほどの楽しい雰囲気から一変。音が静かに熱いうねりを生み出す。
エンケン中央奥のマーシャルアンプに向かい合って、客席に背中を向けて自らの音世界と向き合っている。
 

「せーの!」の掛け声で始まる【黄色い猿】
 
【君にふにゃふにゃ】
歌い急ぐエンケンさんのテンポの狂いをリズム隊がフォローする、というスリリングな場面もあり。
三人ともしっかり目と目で合図を送りあって息を合わせている。流石ベテラン。
長年に渡り築き上げた信頼感があるから、エンケンさんは安心してカッ飛ばせるのだろう。
このハラハラ感もやはり、ライブならでは。
 

【プンプンプン】トーベンさんのベースが入ることで音のまとまりが凄く好い!
 
【東京ワッショイ】エンケンさんお願いだから息継ぎして下さい!もう何度、ヤバイ!エンケンが死んでしまう?!と思わせられたことか・・・顔面は皺だらけ額の血管ビッキビキに浮かせてのなりふり構わぬ大絶叫。
「ワッショーイ!」と叫びに叫んだ演奏後は、ゲッソリと頬もこけてしまったように見える・・・。

 
トーベンさんトシさん退場。ステージに一人残されたエンケン。


【チャントヤレ!】MC挟んで休憩入れても良いのに、更に過酷なギターとドラムの弾き叩き。
休養明けにも関わらず絶対に己を甘やかさず「ちゃんとやれ!ちゃんとやれ!」と叫び、自己を奮い立たせる。
手のひらの汗で滑ってスティックを落とさなければ、延々とドラムを叩き続けただろう。
 
フラフラになりながらエンケン退場。

並々ならぬ緊張感漂うトーベンさんのベースソロ、トシさんのドラムソロの後に聞き入って静まりかえった会場を再び熱気の渦へと巻き込むように、衣装を替えたエンケンさん再登場。


ステージ前の柵に足を掛け、自分の心臓辺りを指して「ここまで来てみろ!」とばかりにオーディエンスを煽る。
そして狂乱のワッショイコール!!叫びに叫んだ「ワッショーイ!!」
エンケン前に倒れそうになり、マイクが客席に倒れる寸前で無事にキャッチ!会場暗転で本編終了。


会場、拍手鳴りやまずワッショールに突入。
 

「さっき途中で言い忘れたけど。新聞を読んでて嫌だなあと思ったのは、小泉今日子がインタビュー受けてて。
毎日かあさんという映画を作ったらしくて。新聞記者が馬鹿だなあと思った。
『アイドルの進化形、で、毎日かあさんをやって、カッコイイ』と。馬鹿じゃなかろうかと。
キョンキョンはアイドルを一生懸命しっかりやってきたから今日がある訳で。
今だってやるべきことをちゃんとやっているから今があるわけで。
アイドルの進化形、なんて存在するのかなあ?人間なんて進化するわけがないんだから。」
 

「必死になって自分の才能を、タレントを活かして、その瞬間をお客さんが信用して、偶像化されたアイドルになって存在するんだよ。
アイドルの進化形なんて存在しない。みんな一人ひとりがアイドルなんだよ。」

 「なんかどっかでアイドルを馬鹿にしてるんだよ。
トシちゃんやマッチを馬鹿にしてるんだよ。そういうの凄く嫌だ。
一生懸命やってるんだから褒めてやれよ!そう思わない?」会場、拍手。


「新聞記者だって社内では記事を書いて、アイドルなんだよ。
要するに、才能を買われてちゃんと仕事してこいよって給料を払ってもらえて。
それも理解せずに哲学の本なんか読むな馬鹿垂れ、と僕は思います」
 

「僕はこの前のアジアカップで細貝君が一番かわいかった。
1点入れてから30分くらい嬉しくってずっと走りまわってた。
もちろんみんな好い選手だけど。今までなんとかジャパンって言って嘘だなって思ってたけど、始めっからぜんぜん変わってない。
あれを見ていた子供たちに勇気を与えてくれた。この国を掘り起こしてくれて、一人ひとりがみんながアイドルで生きていけって細貝が言ってくれたような気がした。
一人ひとりがアイドルでちゃんとやってこいって、細貝が調子に乗って蹴って走り回って可愛いなあって。
俺もずっとそういう人でありたい」

・・・というMCの流れから【頑張れ日本】

その前にもう一度メンバー紹介。
「トシちゃんです!」「べんちゃんです!」「けんちゃんです!」

エンケン「たのきんトリオじゃなくてなにがいいかな?」
トーベン「たまきんトリオだね」会場、笑。
 

いつものMC用のメモ紙を確認しながら「う~ん。もう何もいうことは無いな」会場、笑。
 

「トシちゃん何もない?」「無い。」
 「べんちゃんは?」
「皆さん、雪の中を今日はどうもありがとうございました」会場、拍手。
 

エンケン&トーベンで「おぉ~れはァ~男だろぉお~♪」と力の限りに歌い叫ぶ【頑張れ日本】
楽しく盛り上がってトーベンさんトシさん退場。


残されたエンケン、会場内の観客一人ひとりの瞳を見つめて【夢よ叫べ】
あんなに盛り上がった会場内が静かに聞き入っている。
ラストの絶叫大回転、残された体力を振り絞って今回は二回転に成功!


ギターを下ろし観客の喝采を一身に浴び、全身を震わせて叫びながら見栄を切るエンケン!大盛り上がりで無事に復活ライブは終了!
















 

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